イ・ソヨンさん、宇宙で一番大変だったのは?
仁川空港で会見
韓国初の宇宙飛行士イ・ソヨンさん(29)が28日、仁川空港を通じ帰国した。空港内で記者会見を開いたイさんは、「宇宙でも国民の声援を感じることができた。おかげ様で、韓国人初の宇宙飛行士としての任務を無事に終えることができた」と述べた。
この日、イさんは記者会見場にゆっくりと現れ、写真撮影の際も両手をテーブルの上に置いて腰を少しかがめるなど、不自由そうな様子だった。だが、記者たちの質問には終始笑みを浮かべ、はきはきと答えた。
イさんは宇宙での任務のうち、「児童教育用の実験資料のビデオを作ったのが最も感動的だった」と述べた。一方、国際宇宙ステーション(ISS)で最も苦労したこととして、「トイレの使用」を挙げた。無重力状態のISSでは、真空掃除機のような機械を使って用を足さなければならなかったためだ。
- 28日午前9時20分ごろ、韓国初の宇宙飛行士イ・ソヨンさんと控えのコ・サンさんがロシアから帰国し、仁川空港で報道陣に向かって笑みを浮かべながら手を振っている。/写真=オ・ジョンチャン記者
また、「政界に進出したり、そのほかの異なる分野で活動しようという考えはない。学び経験したことを活かし、韓国の宇宙科学の発展のために最善を尽くしていきたい」と語った。
一方、韓国航空宇宙研究院は、イさんが地球へ帰還した際に受けた衝撃により健康状態が万全ではないとみて、近く精密検査を行う予定だ、と発表した。このため、大統領府や教育科学技術部への表敬訪問などのスケジュールは当分見合わせることになった。イさんを乗せた宇宙船「ソユーズ」は、着陸予定地点より420キロも西寄りの地点に着陸し、また10G(1Gは地上で感じられる自分の体重に相当)の重力加速度で落下した。専門家によると、ソユーズの落下速度は通常、7Gまでは安全だが、10Gという速度は非常に危険だったという。
イさんはソユーズの相次ぐ誤着陸や宇宙飛行士が直面した危険について、「ロシア側が特段の措置を講じることはないだろうし、そもそも不可能なことだろう」と話している。また、航空宇宙研究院の関係者は「今回もし事故があったとしても、ロシア側は賠償する義務を負っていない」と語った。
チョ・ホジン記者
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