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韓国初の宇宙飛行士が帰還、第一声は?(下)

目標から420キロ離れた地点に着陸

 実際、昨年10月にもマレーシア人宇宙飛行士を乗せた帰還船が予定地点から380キロ離れた場所に着陸した。今回も最終着陸地がバイコヌール宇宙基地近くに変更され、予想着陸地点へ向かったヘリコプターの代わりに、宇宙基地で待機中だったヘリが宇宙飛行士らを最初に発見するという幸運にも恵まれた。

 決して順調とは言えない着陸だったためか、救助直後のイ・ソヨンさんの帰還第一声はロシア語で「腰が少し痛い。起き上がるのがつらい」だった。大気圏に入ると、最大で体重の7倍の重力を感じるという。地面があれだけひどくえぐれたのだから、着陸時に多大な衝撃を受けた可能性もある。

 しかし、イ・ソヨンさんは救助ヘリの中で医療スタッフと冗談を交わし、リンゴを食べるなど、余裕を取り戻した様子だった。血圧も正常範囲内だったという。モスクワに向かう前に行った記者会見でも「宇宙から見た韓半島(朝鮮半島)は(南北に分断されているのではなく)一つだった」「もう飛べないのかな、と頭の中が混乱している」「今はトイレに行きたい」とユーモラスに答えた。

 イ・ソヨンさんはガガーリン宇宙飛行士訓練センター病院で1週間ほど静養した後、28日ごろ宇宙飛行士候補者だったコ・サンさんと共に帰国する予定だ。

イ・ヨンワン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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