コ・サンさんが韓国初の宇宙飛行士に選ばれた理由(下)
◆予備宇宙飛行士イ・ソヨンさんも最後まで訓練に参加
候補者2人は搭乗宇宙飛行士と予備宇宙飛行士に運命が分かれてしまったが、今後も同じ訓練を受ける予定だ。万が一、搭乗宇宙飛行士が前日に健康上の理由で搭乗できなった場合に備えてのことだ。韓国航空宇宙研究院のチェ・ギヒョク博士によると、ロシアの25年間に渡る宇宙開発の歴史上、搭乗が決まっていた宇宙飛行士の変更は2回あったという。
宇宙飛行士2人は今月から宇宙船ソユーズの打ち上げ・帰還時に体が受ける重力の加速度に耐える訓練や、宇宙の無重力状態に適応するための訓練に入る。訓練終了後の来年3月にはカザフスタンのバイコヌール宇宙基地に移動し、最終訓練を受ける。当日は打ち上げ2時間半前にソユーズに搭乗し、2日間の宇宙滞在を経て国際宇宙ステーションにドッキングする予定だ。
昨年末、コ・サンさんは「宇宙に行ったら恋人にプロポーズしたい」と言っていた。だが、地上との通信時間は限られているためプライベートで通信する時間はないと関係者はみている。
◆「宇宙キムチ」の研究も
宇宙飛行士の主な任務は7-8日間行われる国際宇宙ステーションでの科学実験だ。青少年の教育資料として活用される教育実験5種、産業・経済的波及効果が期待される基礎科学実験13種、合計18種の科学実験が行われる。「宇宙で大豆モヤシはどのように育つか」などがその一例だ。
一方、宇宙船搭乗は韓国を世界に知らしめる絶好のチャンスだ。そのため韓国航空宇宙研究院は科学実験に使われる製品について企業スポンサーを募る方向で計画を進めている。すでにサムスンのデジタルカメラと半導体が企業協賛品として確認されている。カメラは実験映像を撮影するため、半導体は宇宙環境での作動試験に利用される。さらに「宇宙キムチ」誕生の可能性もある。キムチは発酵し続けると二酸化炭素が増え、容器が破裂する恐れがあるため、放射線で発酵微生物を抑制する方法を模索しているという。しかしそれにはまず、ロシア政府から宇宙食品の認証を受けなければならない。
李永完(イ・ヨンワン)記者
チョ・ホジン記者
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