Print this Post Article Lists Back

韓国初の宇宙飛行士、コ・サンさんに決定

競争率は1万8000分の1

 来年4月ロシアの有人宇宙船ソユーズに乗り、国際宇宙ステーションに向かう韓国初の宇宙飛行士に選ばれたのはサムスン総合技術院の研究員コ・サンさんだった。韓国先端科学技術院(KAIST)の大学院生イ・ソヨンさん(女性)は万一の場合に備え、予備チームに所属し、コ・サンさんと同じ訓練を続ける。

 選抜協議体の各委員は、両候補とも宇宙での任務遂行能力を持っていることを認めた。だが、ロシアでの実習訓練や韓国国内での宇宙科学実験訓練で、コ・サンさんの評価のほうがイ・ソヨンさんの評価を上回ったとのことだ。ソユーズに搭乗する宇宙飛行士の選抜における評価の内訳は、候補として選ばれた時点での成績30%、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターでの成績50%、韓国の宇宙化学実験訓練での成績10%、総合評価10%となっている。

 コ・サンさんは聯合ニュースとのインタビューで「今この瞬間、すごく幸せ。感謝しています。光栄な任務を与えてくださったのだから、大韓民国の国民が宇宙に第一歩を踏み出すその日まで、ベストを尽くします」と答えた。

 惜しくも予備候補となったイ・ソヨンさんは「すばらしいゴールを決めるには、常にすばらしいアシストをする選手が必要。しっかりアシストをする控えの宇宙飛行士になります」と語った。

イ・ヨンワン 記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る