原油相場、今年いっぱい100ドルを維持の見通し=ブーン・ピケンズ氏

2008年 03月 26日 12:16 JST
 
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 [ニューヨーク 25日 ロイター] 米著名投資家のT・ブーン・ピケンズ氏は25日、米CNBCテレビとのインタビューで原油相場について、今年いっぱいバレル当たり100ドル付近もしくは100ドルを上回る水準を維持するとの見通しを示した。

 同氏は2006年には原油相場が上昇すると踏んで10億ドル以上の利益を手にしている。

 同氏はまた、年初にエネルギー市場で原油相場が最高値に急伸した際、同氏の率いるファンドがショート戦略をとったことに触れ、「間違いだった」と語った。

 同氏は、原油が「第2・四半期に100ドル付近で推移し、下半期には強いファンダメンタルズによって100ドルを超える」と予想。「わたしは引き続きファンダメンタルズに基づいたプレーヤーであり、市場を評価する別の方法があると告げられるまではファンダメンタルズを基に取引を行っていく」と述べた。

 また、原油価格が07年前半に見られた50ドル近辺の水準に戻るのは、世界経済がより深刻な景気後退に陥った場合しかないと指摘。「それが起こる唯一の方法は世界的なリセッション(景気後退)、深刻な世界のリセッションだろう。50ドルの原油相場を今後再び見ることになるとは思わない」と述べた。

 
 
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