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マッスルさんに聞く「救助せず携帯カメラを向ける人にショック」…渋谷区火災

服に付いた横山さんの血を指さし、壮絶な現場を振り返るマッスルさん

 東京都渋谷区の住宅街で12日午後零時半頃、会社経営・横山信一さん(60)の自宅兼事務所で爆発が起こり出火した。この火事で、横山さん宅と向かいの民家が全焼。横山さんの母の喜代子さん(88)と妻の洋子さん(55)の遺体が見つかった。偶然、現場近くの事務所にいたイラン人タレントのランディ・マッスルさん(40)が、横山さんを救助。だが、「2人、救えなかった」と沈痛な表情だった。

 ―爆発発生の瞬間は?
  「『ボーン』という音がして、3分くらい、爆発音が続いていた。何だと思って近づいたら壁が吹っ飛んで、中を見たらすごい炎だった。普通じゃないと感じた」

 ―普通じゃないとは?
  「炎があっという間に、かなりの大きさになった。横山さんを運んでいる時も連続で『ボンボンボンボン』と音がして、自分が撃たれているのかと思った」

 ―怖くなかった?
  「目の前で人が焼けそう、と思った瞬間に、頭が真っ白になっていた。横山さんに呼びかけても、返事が無かったので『この人、パニックになってる』と無意識に動いた。横山さんの抵抗する力が強かった。家族を思ってたんでしょう。僕が代わりに行きたかったけど…」

 ―周囲は?
  「何人か手伝ってくれたけど、多くの人が助けるどころか、携帯カメラを向けていた。『人の命がかかってるんだぞ』って思わず叫んだ。ショックだった」

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(2008年11月13日06時04分  スポーツ報知)

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