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デバイス ドライバの説明

文書番号:253671
最終更新日:2004年12月27日
リビジョン:1.3
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP253671
目次

概要

この資料では、デバイス ドライバについて説明します。

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詳細

デバイス ドライバとは、オペレーティング システムが、ディスク デバイス、ディスプレイ アダプタ、マウスやトラックボールなどの入力デバイス、モデム、FAX、プリンタといったハードウェアを管理するのに使用するコードのことです。

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モノシリック ドライバ

Microsoft Windows 3.1 では、ほとんどのデバイス ドライバがモノシリックでした。したがって、Windows 3.1 を使って動作するデバイスに対しては、ドライバがすべてのサービス、ユーザー インターフェイス、API (Application Programming Interface) 関数、ハードウェア アクセス サービスを提供する必要がありました。Windows 95 以降は、ユニバーサル ドライバ / ミニドライバ アーキテクチャが実装されました。このアーキテクチャにより、ハードウェア クラスごとに、最初からベースとなるデバイス サービスが提供されることになりました。この結果、独立したハードウェア ベンダ (IHV) は、特定のハードウェアのデバイス固有のコード (ドライバ) のみを提供するだけで済むようになりました。

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ユニバーサル ドライバ

ユニバーサル ドライバには、オペレーティング システムの適切なコンポーネント (プリンタや通信サブシステムなど) とやりとりを行うために、特定のデバイス クラスのドライバで必要となるコードのほとんどが含まれています。ミニドライバは、容量が小さく、仕組みが簡単なドライバで、特定のデバイスで必要とされる特別な命令が含まれています。しかし、多くの場合、特定のデバイス カテゴリのユニバーサル ドライバには、そのカテゴリで一般的な規格として設計されたデバイスを動作させるのに必要なコードも含まれます。たとえば Unimodem ドライバは、AT コマンドをサポートするすべてのモデムで動作します。

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仮想ドライバ

仮想デバイス ドライバ (VxD) は、複数のプログラムが同時にリソースを使用できるよう、ハードウェア デバイスやプログラムなどのシステム リソースを管理する 32 ビットのプロテクト モード ドライバです。"Vxd" という用語は、汎用の仮想デバイス ドライバであることを示しています。"x" には、デバイス ドライバの種類が入ります。たとえば、ディスプレイ アダプタの仮想デバイス ドライバは VDD (Virtual Display Driver: 仮想ディスプレイ ドライバ)、タイマー デバイスの仮想デバイス ドライバは VTD、プリンタ デバイスの仮想デバイス ドライバは VPD などと呼ばれます。

VxD は動的にデバイス ドライバをサポートしますが、仮想デバイスは、特定のデバイスを使用するプログラムのためにデバイスの状態を監視しています。

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Win32 ドライバ モデル

Windows 98 および Windows Me では、Win32 ドライバ モデル (WDM) アーキテクチャも採用しています。このアーキテクチャにより、Windows 98、および Windows Me と将来の Microsoft Windows NT のバージョンが理解できる入出力 (I/O) サービスの共通セットが提供されます。WDM アーキテクチャの採用により、開発者は、デバイス ドライバを 1 つ開発するだけで、そのドライバを両方のオペレーティング システムに対応させることができます。

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ヒューマン インターフェイス デバイス ドライバ

Windows 98、および Windows Me では、ヒューマン インターフェイス デバイス (HID) のデバイス クラスをサポートしています。HID のデバイス クラスとは、キーボード、マウス デバイス、ジョイスティック、ゲーム パッドなどの入力デバイスの規格です。

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詳細

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 253671 (http://support.microsoft.com/kb/253671/EN-US/) (最終更新日 2000-09-12) をもとに作成したものです。

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この資料は以下の製品について記述したものです。
Microsoft Windows 98 Second Edition
Microsoft Windows 98 Standard Edition
Microsoft Windows 95
Microsoft Windows Millennium Edition

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キーワード: 
kbhowto kbenv win98se win98 win95 winmil KB253671

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"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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