首都圏放送センター

2008年11月13日 12時52分更新

三洋電機子会社化で連絡会議


群馬県は、大手電機メーカー、パナソニックが三洋電機を子会社化する方針を決めたことを受けて、三洋電機の主力工場のある大泉町など、県東部の経済への影響が懸念されるため、関係する自治体などによる連絡会議を開きました。

群馬県では、大泉町に三洋電機の主力工場で、業務用の冷凍ショーケースや空調施設などを生産している「東京製作所」がある上、隣接する太田市には下請け工場が集中し、県東部の経済への影響が懸念されるとして、大泉町と太田市、それに、群馬労働局による「地域経済連絡会議」を設けました。
13日、初めての会合が開かれ、群馬県産業経済部の柿沼伸司部長が、「東京製作所は、高い技術力を持つ三洋電機を代表する生産拠点で、パナソニックと重複する分野も少ない。経済危機の中での発表ということで、色々な憶測があるが、冷静に対処していきたい」と述べました。
この後、今後の両社の交渉の推移を注視していくことを確認しました。
群馬県では今後も会議を開き、経済への影響が最小限にとどまるよう、対策を協議していくことにしています。