ペリー提督らに提供された当時の日本食を再現したレプリカ=小浜市川崎の市食文化館で
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幕末の黒船来航時にペリー提督らに出された料理を再現した「ペリー提督をもてなした料理展」が、30日まで小浜市川崎の市食文化館ミュージアムで開かれている。
異文化の人々をもてなし、外交の面でも役割を担った当時の日本の「食」を知ってもらおうと、同館が企画した。
1階ミュージアムに、実際に提供されたヒラメの刺し身やタイの吸い物、シラウオや車エビ、シラウオを使った丼ものなど、計約30点を塩化ビニール製のレプリカで再現した。
展示に当たっては、伝承料理研究家で、市の料理顧問を務め、同館で料理教室を開くなどしている奥村彪生(あやお)さん(71)の指導を受けた。
同館学芸員の竹下悦子さん(33)は「海外との交流の懸け橋となった日本の誇るべき食文化を感じてほしい」と話している。
(岩本旭人)
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