2008年11月13日 10時25分更新
道内の公立病院のうち、国のガイドラインではベッド数の削減などの検討をしなくてはならない病院が39か所あることがわかり、今後、病院を経営する各自治体は病院経営の見直しを迫られることになります。
国は、公立病院が自治体財政を圧迫する大きな要因のひとつとなっていることから、去年12月、3年連続でベッドの利用率が70%を下回った病院については、ベッド数が少ない診療所への移行など、病院経営の抜本的な見直しを行うよう求めるガイドラインを設けました。
道によりますと、昨年度末の段階で道内の公立病院99のうち、39の病院がこのガイドラインに該当したということです。
このうち道立病院は、北見病院、紋別病院、それに羽幌病院の3か所で、残る36施設は市町村立の病院だということです。
道では、ガイドラインに該当した3つの道立病院は地域の中核病院としての役割を担っていることから、周辺の状況を見ながら見直しを検討したいとしており、各市町村でも今後、病院経営の見直しが迫られることになります。