【2008年11月13日06時05分 更新】


1.延岡放火殺人事件で懲役27年の実刑
 (11/13 05:57)

親子2人が死傷した延岡の放火殺人事件で、男に判決です。去年4月、延岡市で起きた連続放火事件で、殺人や放火などの罪に問われている男に対し、宮崎地裁延岡支部は、懲役27年の実刑判決を言い渡しました。(西記者リポート)「犯行は計画的だった。今日の判決公判で裁判所は、確定的な殺意を認め、犯行の悪質性を厳しく指摘しました」判決を受けたのは、延岡市永池町の無職、児嶋清二被告39歳です。判決によりますと、児嶋被告は、去年4月、女性関係のもつれなどから、延岡市上大瀬町の自営業、甲斐志郎さんの自宅に放火し、甲斐さんを殺害した他、一緒に住んでいた母親にもやけどを負わせたとして、殺人や放火などの罪に問われていました。宮崎地裁延岡支部で開かれた12日の判決公判で、福島政幸裁判長は、争点となっていた殺意の程度について、「消防車両の到着を遅らせるため、事前に複数の場所に放火した」などとして、「殺意は確定的」と認めました。その上で、「犯行は計画的で、身勝手極まりなく、酌量の余地はない」などとして、児嶋被告に対し、併合罪を適用して、懲役27年の実刑判決を言い渡しました。判決に対し、甲斐さんの遺族は、「求刑の無期懲役より刑が軽くなり、悔しい思いです」と話しています。事件から約1年半・・・放火された甲斐さんの自宅は、現在、さら地となり、事件当時の面影はほとんどありません。また、付近住民は一様に、「思い出したくない過去」と話し、今回の判決を複雑な思いで受け止めています。(付近住民)「(懲役)27年だったら別に重いとは思わない、私は。(事件は)市民に大変な思いをさせた。あちこちでボヤがあったりして」延岡市民を不安に陥れた放火殺人事件。児嶋被告の弁護側は、控訴について、「本人と相談して決めたい」としています。


2.給付金 所得制限丸投げで市町村は?
 (11/13 05:58)

政府・与党が進めてきた定額給付金の大枠が、12日決まりした。しかし、焦点の所得制限については、市町村の判断に委ねられることになりました。作業を丸投げされた市町村の担当者からは、困惑の声が挙がっています。追加経済対策の目玉とされる「定額給付金」、自民・公明両党は12日、給付額を一人1万2千円にすること、また、65歳以上の高齢者と18歳以下の子供には、8千円を加算することを決めました。しかし、意見が分かれていた所得制限については、制限を設けるかどうかを含めて、支給の窓口となる市町村の裁量に委ねる形で決着しました。市町村は、所得制限を設けるかどうか、それぞれの実情に応じて決めることになりますが、所得制限を設ける場合、所得の下限は、1800万円となります。(県民は)「もらえるならうれしい」「本当に頂いていいものなのか。他に使い道があるのではないかと思う。」一方、複雑な対応を政府から丸投げされた形の市町村。詳しいことはまだ分からないとしながらも、困惑の声が挙がっています。(都城市秘書広報課・井尻賢治課長)「国の動向を見ながら、具体的な施策が出た時点で直ちにとりかかれるように、準備を進めたいと思っている」(宮崎市総務課・小八重貴成課長)「所得制限とかになれば、同意とか個人情報の絡みとか出てくるので、そうなると更に事務量は増していくと予想されます。体制もちょっと考えなくてはならないかなという風には思っておりますけれども。」(東国原知事)「給付する・しないで所得制限を設けると、地方自治体の実務は非常に事務量が多くなって煩雑になります。こういう場合は給付する、しないあるいは、所得制限を設けるんだったらどれくらいのラインというのは、ある程度は国の線引きというのは必要と思う。」支給時期や支給方法など、不透明な部分も多い定額給付金。県民や市町村に余計な混乱を生じさせないためにも、政府の素早い対応が待たれます。


3.日向で住宅火災 1人死亡
 (11/13 05:58)

12日午前、日向市で住宅の台所を焼く火事があり、この家に住む81歳の女性が、遺体で見つかりました。12日午前11時40分頃、日向市向江町の会社員、香川啓一さん56歳方から火が出て、住宅の台所を焼きました。この火事で、香川さんと同居している母親のユリ子さん81歳が、遺体で見つかりました。香川さんは、家族と母親の4人で暮らしていますが、出火当時、ユリ子さん以外は外出していたということです。警察では、ユリ子さんが料理中に出火したものとみて、詳しく調べています。


4.ダンロップ日本人出場選手決まる
 (11/13 05:58)

11月20日から開かれる、ダンロップフェニックストーナメント。12日は、大会に出場する日本人選手が発表されました。国内最高の賞金総額2億円、優勝賞金4千万円をかけて、トッププロが熱戦を繰り広げるダンロップフェニックストーナメント。すでに出場が決まっている外国人選手に加えて、12日、日本人選手が発表されました。注目は、2年連続の出場となる石川遼選手。11月、今季初勝利を挙げた石川選手が、プロとして、難コースをどう攻略するのか楽しみです。さらに、史上7人目の永久シードを獲得した片山晋呉選手や、丸山茂樹選手のプレーにも注目が集まります。この他、今年プロ初勝利を挙げた、延岡市出身の甲斐慎太郎選手も初出場します。ダンロップフェニックストーナメントは、11月20日に開幕します。


5.下半身露出 自衛官を停職処分
 (11/13 05:59)

わいせつ行為で、自衛官が停職25日の懲戒処分です。処分を受けたのは、陸上自衛隊えびの駐屯地の松尾悦生准陸尉51歳で、今年5月、熊本市の公園で、児童に下半身を露出したとして、公然わいせつの疑いで逮捕され、罰金30万円の略式命令を受けていました。


6.都城の和食店で食中毒
 (11/13 05:59)

都城市の和食店で、食中毒です。県によりますと、11月8日、都城市都北町の和食店「花すみ」で、コース料理を食べた20人が、下痢や腹痛など、食中毒の症状を訴えたということです。患者のうち、2人は病院で治療を受けましたが、現在は回復しています。都城保健所では、食中毒の原因を調べるとともに、「花すみ」を、12日から2日間、営業停止処分にしています。


7.11月定例県議会・19日に開会
 (11/13 06:00)

宮崎県の11月定例議会は、11月19日に開会し、県側から、高千穂線の撤去費用を確保するための基金を設置する条例案など、32の議案が提出されます。これは、12日開かれた、県議会の議会運営委員会で県側が明らかにしたもので、11月県議会には、10億2800万円あまりの一般会計補正予算案をはじめ、32の議案などが提出されます。議案の中には、高千穂線の撤去費用を安定的に確保するための、基金を設置する条例案が盛り込まれています。これは、全線廃止が決まった高千穂線の撤去費用を、県と延岡市など、3つの沿線自治体で積み立てていくもので、拠出金の割合は県が50パーセントで、残り半分を3つの自治体で負担することになっています。11月定例県議会は、11月19日から12月17日まで開かれ、12月4日から一般質問が行われます。


8.消防団協力事業所認定書交付式
 (11/13 06:00)

全国的に消防団員の減少が問題となっているのを受けて、日南市は市内の事業所を対象に、消防団への協力制度を導入することになり、12日認定書の交付式がありました。消防団協力事業所制度は、消防活動を通じて、事業所に社会貢献をしてもらおうと設けられているもので、日南市が県内4番目の導入となります。日南市役所で行われた交付式には、今回認定を受けた王子製紙日南工場やJAはまゆうなど、4つの事業所の代表が出席し、谷口義幸市長から認定書などが手渡されました。これらの事業所には、消防団員を兼ねている従業員も多く、認定により消防団活動にも弾みがつくと話していました。日南市の消防団員は、定数を6人下回る792人で、団員の高齢化などでさらに減少することも懸念され、市では今後も地域防災体制の強化を図っていきたいとしています。


9.オープンガーデン市民見学会
 (11/13 06:00)

色とりどりの花々で美しく飾られた家や施設をめぐる、オープンガーデンの見学会が、宮崎市で開かれています。この見学会は、花と緑のまちづくりを市民総参加ですすめようと、花と緑の愛好家でつくる、「オープンガーデンサンフラワー宮崎」などが開いているものです。見学会には、抽選で選ばれた約40人が参加し、2つのグループに分かれて、市内のガーデニング愛好家の自宅などを回り、個性あふれる庭園を見学しました。12日訪れた庭は、コンクールで表彰されるなど、いずれも見事に手入れされたものばかりで、参加者たちは、写真を撮ったり、花の育て方を質問するなどして、庭づくりについて学んでいました。見学会は、今後も春と秋に行われる予定です。