2008年11月12日 21時15分更新
災害による列車事故を想定した救助訓練が12日、津山市のJR姫新線で行なわれました。
これは、台風や大雨など災害による鉄道への被害に備えようとJR西日本が行ったもので、JRや消防、それに警察などあわせて80人が参加しました。
訓練は、大雨によって津山市内のJR姫新線の線路に土砂が崩れ落ち、そこに2両編成の普通列車が乗り上げて脱線し、乗客15人がけがをしたという想定で始りました。
はじめに、列車の運転士が発炎筒を使って事故の発生を知らせ、駆けつけた消防隊員や警察官などがけが人の救助にあたりました。
現場の近くには、事故の現地対策本部やけが人の応急処置をするための救護所が設置され、医師や救急隊員がけが人の人数などを確認して搬送先の病院を手配したり、けがの程度に応じて治療の優先順位を決めるトリアージを行ったりしていました。
参加者たちは、それぞれ自分の役割を確認しながら、真剣な表情で訓練に取り組んでいました。