2008年11月12日 21時15分更新
県内の看護師や医師など医療関係者でつくる労働団体が、現場の人手不足の解消を求めて、岡山市などの街頭で市民に対するアピール活動を行いました。
県内の看護師や医師らでつくる労働団体・岡山県医労連では、現場の人手不足の解消を求めて組合員およそ1000人が12日、午前8時半から30分間ストライキを行い、一部の組合員が岡山市と倉敷市の街頭でアピール活動をしました。
このうちJR岡山駅前では、およそ15人が出て通勤中の人たちに、「いま地域では医師や看護師の不足が深刻な問題になっています。大幅な増員が待ったなしの課題です」などと呼びかけて「医師を増やして地域医療を守ろう」と書かれたチラシを配っていました。
岡山県医労連によりますと、県内では、看護師が1200人不足していて、医療の現場では過重労働が目立ってきているということです。
福田幸恵・副委員長は「看護師や医師の不足は地域医療の後退にもつながるので、税金をもっと医療の分野に回すよう市民とともに訴えていきたい」と話しています。