2008年11月12日 21時15分更新
知り合いの男性に暴行を加えたとして傷害の疑いで逮捕された男が、この男性を殺害した上、遺体を切断して岡山県真庭市などの山の中に遺棄したと供述し、警察が捜索したところ、供述通り男性とみられる遺体が見つかりました。
警察は、男を殺人と死体遺棄の疑いでも調べています。
傷害の疑いで逮捕されたのは、山口県宇部市の無職、山本大地容疑者(23)です。
警察の調べによりますと、山本容疑者は先月7日、大阪市内で、かつて同じ鳥取市の飲食店に勤めていた大阪・中央区の飲食店従業員、木下智仁さん(24)に車の中で暴行を加えた疑いがもたれています。
木下さんは、この日以降行方不明となり、家族からの捜索願いを受けた警察が調べたところ、山本容疑者が暴行を加えた疑いが強まり先月24日、傷害の疑いで逮捕しました。
調べに対し、山本容疑者は容疑を認め、さらに木下さんを殺害して、遺体を岡山県真庭市に運んで切断した上、真庭市蒜山や島根県大田市の山の中に遺棄したと供述したということです。
このため警察が11日捜索したところ、供述通り、木下さんと見られる遺体が見つかりました。
警察は山本容疑者を殺人と死体遺棄の疑いでも調べています。
また、山本容疑者と同居する森山雪乃容疑者(24)も、木下さんに暴行したとして同じく傷害の疑いで逮捕されており、警察では、その後のいきさつについても知っている疑いがあるとみて調べています。