ライブパートは4人がそれぞれ、アニソン系とJ-POP系の2曲をソロで歌った。このような日が来たときのために備え、約半年前から歌う曲のセレクトに入り、あらかじめ絞ったリスト曲からカラオケボックスで歌っているのを全員で聴いたりして最終的に決定したとのこと。トップバッターの寿さんは「この曲を初めて聴いた時、雲ひとつない青空の下を歩きたくなりました」と紹介してDreams Come Trueの「晴れたらいいね」をハツラツと、イベント前日にF1グランプリが行われたことやお父さんが鈴木阿久里さん似などのプチ情報をはさ、みつつ、「スピード感があって前に向かって進もうというメッセージが込められた曲です」と話したアニメ『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のED曲「Winners」ではさわやかに歌う。
2番バッターの戸松さんはGO-BANG’Sの20年前のヒット曲「あいにきてI NEED YOU!」、人気恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』のED曲「二人の時」など、アップテンポの明るい曲を続けた後、「本当は2曲で終わるはずだったんですけど、せっかくだから自分の歌も歌ったら言っていただいたので」と話すと会場は大喜び。まず戸松さんのデビューシングル「naissance」は心地よいフレーバーなミディアムナンバーでじっくり聞かせたと思えば、セカンドシングルで自身もナギ役で出演する『かんなぎ』のOP曲「motto☆派手にね!」では80年代歌謡ポップソングを、かわいい振り付けと左右に走り回りながら元気に歌い、アーティストとしてのレンジの広さをアピールした。
「地・味・だ・ね!」と戸松さんのマネをして登場した3番手の豊崎さんはピアノの伴奏で谷山浩子さんの「恋するニワトリ」を歌ったが、落ち着いた雰囲気でオリジナルとは違ったテイストを味わわせてくれた。次の「Si Si Ciao!〜ロマナの丘で」は笠原弘子さんの歌っていたアニメ『ロミオの青い空』のED曲で「またこうやって皆さんと会えるようにと願って」選んだそう。豊崎さんの人柄に合った、かわいく温かく、ホッとひと息できる2曲だった。