2008年11月12日

◆ 広告はランキングを下げる

 自分のサイトに広告を掲載している人が多い。Amazon アフィリエイトなど。しかしこれは、自分のサイトの検索ランキングを下げる。

 ──

 広告を掲載したサイトは、検索ランキングが下がるのではないか……という疑いを持っていたが、実際にそうであることが確認された。まさしく、その通り。少なくとも、Google の方針はそうだ。
 → http://blog.fkoji.com/2007/03270011.html

 つまり、
 「ポジティブな要因とネガティブな要因でスコアを調整する」

 という方針がある。そして、ネガティブな要因には、
 「ブログに含まれる広告の量」
 「ブログ内の広告の場所」

 が影響するということだ。

 ──

 たとえば、文字だけでリンクするのならば、必ずしも広告目当てでなくて、ただの紹介と見なされるかもしれないが、デカデカと画像を付けて表示すると、「こいつは広告目当てだな」と見なされて、ランキングが下がるわけだ。
 サイトのトップに Amazon の「ぐるぐる」なんかを付けていたりすると、それだけでランキングが下がりそうだ。

 ま、それでも、アルファブロガーと呼ばれる人ならば、影響が少なくて済むかもしれない。また、下位の方ならば、もともと Google の検索に引っかからないかもしれない。しかし、中位のブロガーだと、大きく影響を受けそうだ。

 ──

 さて。私の感想。
 Google のこの方針は、なかなか良心的な方針だ、と言える。ユーザーサービスにも合致する。というのは、アフィリエイトをやたらとたくさん掲載しているサイトは、もともと情報の質が劣るからだ。分量ばかり多くて、内容は稀薄。というのも、目的が「読者に商品を買わせること」になってしまっているからだ。
 つまり、「読者に情報をサービスすること」ではなくて、「読者をカモにして自分が儲けること」が目的になってしまっているからだ。
 たとえば、勝間和代は、「自分のサイトに来る人の 30アクセスに一冊の割合で、アフィリエイトの売上げがある」と自慢していた。
 ふむふむ。よくわかります。彼女の目的は、ネットで客を釣ることだ。客を釣って、自分が儲けることだ。彼女は口先では、「あなたを儲けさせて上げます」と人々に語るが、自分では「雑魚をたくさん釣って金儲け」という方針を取るわけだ。

 そして、そういうサイトに引っかかるまいとして、Google は検索ランキング法を対処しているわけだ。
 これはこれで、人々にとって便利である。「アフィリエイトばっかり」という変なサイトが検索に引っかかりにくいからだ。

 ──

 ただし。……
 自分は広告で儲けている Google が、他人の広告の邪魔をするというのは、ちょっと変かも。   (^^);

 いやいや。蛇の道は蛇。つまり、詐欺師のことは詐欺師がよく知る、ということなのかもしれない。だから、詐欺師連中にに引っかからない工夫を、同じ詐欺師の Google が取るのも得意だ、というわけだ。実際、アメリカでは、詐欺師対策の警察向けに、元スーパー詐欺師が講義していたそうだ。(ある文庫本に書いてあった。元詐欺師の告白。……本の名前は忘れたので書きません。アフィリエイトが目的じゃないので。  (^^); )

 ──

 ともあれ、私のサイトみたいに、広告なしで情報提供する良心的サイトは、ランクが上がるわけだ。それはそれで結構。Google も少しは、いいことをするんですね。  (^^);

 [ 余談 ]
 「よそのサイトからいっぱいリンクをもらうと、検索ランキングが上がる」
 ということは、たいていの人が知っている。しかし、その一方で、
 「よそのサイトにいっぱいリンクを付けると、検索ランキングが下がる」
 ということが、成立する。ま、ただのリンクならば関係ないが、相手が広告リンクになっていると、そういう問題が生じる。

 読者も、わきまえておきましょう。「金儲けばかりを狙うと、ろくなことはない」とね。
(ただし、私がそれを言うならともかく、Google がそれを言ったら変ですよね。ま、Google は言わないけど。)

( ※ そう言えば、SEO 対策というのもある。Google をだましたいユーザーとだまされたくない Google のせめぎあい。これも、なかなかおもしろい。対策のしすぎで、ランクが大幅に下がったり、ランキング漏れになる例もあるそうだ。トップから一挙にランク外、というふうな。キツネとタヌキのだまし合い。   (^^); )



 【 参考 】 

 ネットのサイトを見ると、書籍広告がたくさんある。Amazon アフィリエイトが多い。
 読者は、それをクリックすると、Amazon のサイトに誘導される。もし読者が購入すれば、広告主に紹介手数料が入る。
 こういう形で、広告主は利益を得る。だが、読者の側は、別に儲かるわけじゃない。

 ただ、読者の側も、それなりに対策することが可能だ。Amazon のサイトに行って、書籍情報を得たら、そのあと、別の本屋に行って買えばいいのだ。特にお勧めなのは bk1 らしい。つまり、 bk1 では、値引き販売してくれる。(まとめ買いについて。)
 この件、私としては、詳しくは述べない。別に、bk1 の回し者じゃないので。知りたければ、読者が勝手に調べてください。下記に情報がある。
  → http://d.hatena.ne.jp/sinden/20081012/1223742696

 ──

 というわけで、本サイトは、読者の利益になる情報を提供するのが使命です。よそのサイトみたいに、読者をカモにして金儲けをしようとしているわけじゃありません。
posted by 管理人 at 17:59 | Comment(0) | ブログ情報
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