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「マクロスF」の武道館コンサートに登場した中島愛さん（左）とメインさん

　9月に放送終了したテレビアニメ「マクロスF（フロンティア）」（MBS・TBS系）のコンサート「マクロスF　ギャラクシーツアーFINAL　こんなサービスめったにしないんだからね　inブドーカン☆」が5日、東京・千代田区の日本武道館であり、ヒロイン「ランカ・リー」役の中島愛さんや、もう1人のヒロイン「シェリル・ノーム」の歌唱部分を担当した歌手のMay'n（メイン）さんらが登場。ヒット曲を次々と披露し、集まった約1万人のファンを沸かせた。

　「マクロスF」は、銀河の中心をめざす長距離移民船団「マクロス・フロンティア」に謎の巨大宇宙生物「バジュラ」が襲来し、パイロット志望の高校生、早乙女アルトや人気アイドルのシェリル、アイドルを目指すランカたちが戦いに巻き込まれていく……というストーリーで、今年の4～9月まで放送された。

　これまでに主題歌などシングル、アルバム計6枚のCDが発売され、いずれもオリコンチャートで5位以内に入り、累計でも50万枚を突破するヒットを記録。新たなアニソンブームを巻き起こしている。ライブは、これまでゼップ東京やパシフィコ横浜などで開かれ、いずれも大盛況。5回目となった今回は、ホームページ上での先行予約に23万件の応募があり、倍率が20倍を超えるプラチナチケットとなった。

　コンサートは、中島さんとメインさんのアカペラデュエットによる「ダイアモンド　クレバス」からスタート。中島さんは「ニンジーン loves you yeah!」「アナタノオト」「私の彼はパイロット」など劇中の挿入歌を歌い、メインさんも「射手座☆午後九時 Don't be late」などを激しいダンスとともに披露した。アルト役の中村悠一さんら声優陣も駆け付けたほか、アンコールにはオープニング曲「トライアングラー」を歌った坂本真綾さんも登場して、会場を驚かせた。

　中島さんは「ライブをするたびに、強くなれたと思います。武道館にいる1万人のみんながすごく近くて感動しました」とコメント。メインさんは「マクロスFと出会えたこと、そして何よりもたくさんのファンのみんなに出会えたことが幸せで幸せでたまりません」と喜びを表していた。【立山夏行】