大相撲九州場所(福岡国際センター)は4日目の12日、大関取りのかかる安馬は豪栄道に敗れ痛い連敗。白鵬は物言いの末に白星を拾った。琴光喜、千代大海も勝ったが、琴欧洲は豊ノ島に押し出され元気なく3敗目。役力士で唯一勝ちっ放しだった安美錦に土がつき、全勝は出島、雅山、時天空の平幕3人。魁皇は右足ふくらはぎと左上腕を痛めて休場した。このまま休めば来年の初場所は千代大海に並ぶワースト12回目のカド番となる。
○…白鵬は物言いの末、かろうじて勝利をものにした。若の里相手に双差しになり、一気に出たが、土俵際の突き落としを食った。若の里の右足が俵を割る時に、白鵬の左足甲も返っており、「もう一丁か、勝ちと思った」と白鵬が言うほど際どい勝負。だが物言いの末、軍配通り。今場所は強引さと、攻め急いで雑な相撲が目に付く。武蔵川理事長も「何か慌てているね。先場所は落ち着いていたのに」と懸念する。連敗した安馬に対して「見えないプレッシャーがありますから」と言うが、追い掛ける立場で自らにも重圧がのしかかっているのか。
○…武蔵川部屋の大関経験者2人が勝ちっ放しと元気だ。先場所、朝青龍から金星を挙げた雅山は新入幕の阿覧を降し、「先場所に横綱に勝った者が、新入幕に負けるわけにいかない」と実力者の意地も見せた。出島は栃煌山の挟み込むような寄りをこらえていなし、「いっぱいいっぱいではなかったからね」と余裕の一言。
毎日新聞 2008年11月12日 19時38分(最終更新 11月12日 19時43分)