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渋谷の爆発火災 重軽傷3人、不明2人
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東京都渋谷区神宮前で12日発生した爆発火災で、火薬類を扱うイベント会社「ブロンコ」経営、横山信一さん(60)ら火元の住宅に住む家族3人が重軽傷になっていることが警視庁原宿署の調べで分かった。横山さんは6人家族で、母(88)と妻(55)の行方が分かっておらず、同署や東京消防庁は逃げ遅れた可能性があるとみて行方を捜している。
けがをしたのは、全身やけどで重傷の横山さんのほか、軽傷の長男(29)と次男(23)。
原宿署によると、火災は12日午後0時半ごろに横山さん方の3階建て住宅で発生。隣の2階建て住宅に延焼し、2棟計220平方メートルが焼けた。横山さんは出火当時、1階事務所兼作業所で仕事をしており、消防隊員に「火薬を調合中にくすぶり始め、爆発した」と説明した。
長男と次男は3階におり、爆発音を聞いて階下に行こうとしたが火と煙がひどく、2階ベランダから飛び降りた。その際、煙を吸い込み、のどに軽いやけどを負った。母は1階に、妻は2階にいたが、行方は分かっていない。長女(26)は外出中で無事だった。延焼した隣家の住人も無事だった。
ブロンコは主にテレビや映画の特殊効果音を作る会社で、撮影用に使うピストルの火薬を扱っている。