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【コラム】 R25世代が生まれる前の「ロス疑惑」とは何だったのか?

三浦和義氏の再逮捕、そして突然の自殺報道により、再び注目を集めることになった「ロス疑惑」。とはいえ、事件が起きたのは1981年。聞いたことはあるけどよく知らない、というR25読者がほとんどでは?

「ロス疑惑」の発端は、三浦氏と妻の一美さんが、1981年にロサンゼルスで受けた「銃撃事件」。その後、一美さんは死亡し、三浦氏は3社から総額約1億5500万円の保険金を受け取った。それを知った週刊文春が、事件は三浦氏による保険金殺人ではないか、という内容の連載『疑惑の銃弾』を1984年に開始。三浦氏は悲劇の主人公から疑惑の人物へと一転し、激しい報道攻撃を受けることに。さらに1985年、三浦氏の元愛人が、三浦氏の指示により銃撃事件の3カ月前に一美さんを殴打した(「殴打事件」)と告白。この2つの事件にかけられた三浦氏への疑惑が「ロス疑惑」である。

「疑惑」とされるこの事件、銃撃事件については2003年に無罪判決が出ている。再逮捕については謎の部分が多いが、事件発生から結審まで実に22年もの歳月を要した「ロス疑惑」とは、一体どんなものだったのか。銃撃事件からマスコミ報道、その後の裁判を描いた映画『三浦和義事件 もうひとつのロス疑惑の真実』の製作者、東真司監督にお話を聞いた。

「あのころのマスコミは、三浦さんの性生活から何から取り上げて、遊び人で目立ちたがりで嘘つき〜と、いかにも悪者のように報道していました。その印象で、彼をクロだと感じてる人が多いんだろうね。日本中が逮捕を望んでいたから、逮捕報道もすごかったよ。300人以上マスコミがいるなか、警察が三浦さんの手錠を見せ付けて“引き回し”をしたんだ。今は容疑者の手錠を映さないでしょう? これは後に三浦さんが、有罪が確定していない容疑者の人権にかかわるとして裁判を起こし、勝訴したから。ロス疑惑は、容疑者に対するマスコミ報道について考え直すきっかけにもなったと思うよ」(同)

三浦氏は行き過ぎたマスコミ報道に対し、実に800件近くの訴えを起こし、うち746件に勝訴。しかもほとんどが、弁護士を立てない本人訴訟だったというから驚きだ。裁判は地道で強靭な精神力が必要な作業。遊び人で目立ちたがり〜という、当時の報道の印象とは離れるが?

「目立ちたがりな面はあるかも(笑)。しかも外車に乗ってて金持ちで、美人の奥さんがいて、長身でかっこいい、とにかくわかりやすい成功者だった。でも会ってみると、意外に真面目でしかもバイタリティがある。僕には魅力的な人だったよ。マスコミにとっては、いろんな意味でね」(同)

最後に東監督はR25読者に向けたコメントとして、「書き手のバイアスがかかった情報に流されず、自分で答えを見つけてほしい」と締めくくった。

インターネットが発達した今、私たちが得られる情報は事件当時とは比べ物にならないほど多くなった。当時の「ロス疑惑」についての報道を知ることで、改めて現代社会での「情報の受け取り方」について考えてみることも必要なのかもしれない。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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