航空業界が米州線拡大を本格化、ノービザ需要増備え
【ソウル12日聯合】ビザ免除プログラム(VWP)を利用した米国渡航が17日から可能になることから、航空業界が米州路線の座席供給数を増やすなど市場確保に本腰を入れ始めた。
関係業界が12日に明らかにしたところによると、大韓航空は燃料費急騰のため9月2日から運休していた仁川〜ラスベガス線を、来月16日から再開し週3便運航する。現在週4便運航の仁川〜ワシントン線は来月11日から、仁川〜サンフランシスコ線も同12日から、週7便となる。
すでに大韓航空は米ビザ免除後の需要拡大をにらみ、6月にロサンゼルス経由の仁川〜サンパウロ線を再運航している。さらに仁川〜ハワイ線、仁川〜ロス線の供給拡大案も検討中だ。座席数拡大のため、2010年から順次投入予定のエアバスの超大型機、A380型機をロスやニューヨークなど需要の多い米州線に優先的に用い、2011年から10機投入するボーイング787型機も長距離米州線を運航させる。
アシアナ航空も来月11日から、現在は週3便の仁川〜シアトル線を週4便に増やし、同16日からは週11便の仁川〜ロス線を週14便に増便する。同社は、VWP施行で米国行きの需要が12%増大し、年間収益も250億ウォン(約18億円)ほど増加すると見込んでいる。