2008年11月11日 19時33分更新
県内の企業に森林を守ってもらい、地球温暖化の防止につなげようという県の委員会が11日、発足しました。
この「県二酸化炭素森林吸収評価委員会」は、企業が森林を増やしたり保護したりする活動を支援して、地球温暖化の原因といわれる二酸化炭素を減らそうと設けられたもので、11日は林業家や大学の研究者、それに県の担当者など5人の委員が集まって初めての会合が開かれました。
この中で岡山県農林水産部の杉山誠一部長が「世界的に環境問題への関心が高まっている中、企業の力を生かして森林を守る活動を進めたい」とあいさつしました。
委員会では、企業が増やしたり保護したりした森林によって、二酸化炭素がどの程度減ったかを調べて企業の活動を評価するシステムをつくることにしていて、11日は具体的な評価の方法などについて意見が交わされました。
県内では工場の隣接地に木を植えるなど、森林を増やす活動にいち早く取り組んでいる企業もあるということで、県は企業の貢献度をわかりやすく数値化することで、より積極的な活動を促していきたいとしています。