岡山放送局

2008年11月11日 19時33分更新

高梁川取水制限 全面解除


倉敷市など県西部を流れる高梁川の流域では、ことし8月から取水制限を断続的に行ってきましたが、ダムの貯水率が回復したことから、これまで一時的に解除していた取水制限を11日、全面的に解除しました。

これは国土交通省の岡山河川事務所や、高梁川の水を利用している工場や農業の関係者などでつくる協議会が11日、倉敷市で行った会議で決めたものです。

高梁川流域では雨不足の影響で主な6つのダムの貯水率がことし8月から取水制限の目安となる40%を断続的に下回ったため、上水道のほか、工業用水や農業用水で3回にわたって取水制限を行ってきました。

しかしその後、高梁川の流域では先月下旬から今月にかけてまとまった雨が降り、6つのダムの平均貯水率は11日現在で56.2%と、去年の同じ時期を上回るまでに回復しました。

また、気象台の予報では、向こう3か月間は平年並みの降水量が見込めることなどから、国土交通省岡山河川事務所は先月29日から一時的に解除していた取水制限を11日、全面的に解除しました。