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介護・福祉ロボット:厚労相ら体験 介護の日前に

 11日の「介護の日」を前に、舛添要一厚生労働相と二階俊博経済産業相が10日、歩行や食事を補助する介護・福祉ロボットを体験した。

 歩行を手伝うのは、ホンダの「リズム歩行アシスト」(重さ約2・8キロ)。腰からひざ上にかけて装着し、歩幅を広げる。実用化に向けて研究中で、市販はしていない。食事支援ロボットは警備会社のセコムが開発した「マイスプーン」。あごでレバーを操作するとスプーンが食べ物をつかんで口元へ運ぶ。約40万円で、国内や欧州で既に290台販売した。

 両大臣はスピードを変えて歩き、おかずやご飯を選んで食べた。舛添厚労相は「健常者と同じことが他の人の手を借りずにできる」と絶賛。二階経産相も「両省が協力して、もっと皆の目に触れて、経験してもらう」と語った。【佐藤浩】

毎日新聞 2008年11月11日 東京朝刊

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