名前どおり、大きさも小さめ、ワックスがかかっていないので、果物屋さんの店頭においてある贈り物用のみんみたいにぴかぴかなんてしていません。人によっては「なんてことのないみかん…?」という感じがするかもしれません。それでも国立ファームが今回セレクトしてお送りするのには理由があります! |
収穫後のサイズ分けは、効率よく行うために普通は機械を使います。けれどそうして選別したみかんは、ぶつかり合う摩擦やショックで味が劣化し、ボケてしまいます。非効率でも、観音山フルーツガーデンではみかんが持つ本来のおいしさを逃さないよう、一個一個実へのショックが少ない手選別を行っています。
実はみかんは、木ごとに美味しいかどうかがだいたい決まってきます。木の年齢や幹の太り具合などが味に影響するからです。美味しい実がならない木は、その年は実を全部落とし、木の肥やしにして、次の年に美味しい実をならせてくれるようにします。
農薬の使用は最低限。通常使用量の半分以下におさえ、収穫の2ヶ月前には使いません。防腐剤、ワックス処理も一切行っていません。肥料もおからや大豆カスなどを使用しています。
小粒なので、甘み・酸味が凝縮された濃い味が楽しめます。また、皮も薄く、食べやすいのです。実際、本当においしいみかんを知っている農家は、大粒ではなく、小粒のみかんから先に食べてしまうことが多いのです。
リピーター続出のみかん! |
観音山フルーツガーデンは、みかん王国和歌山県の紀ノ川沿いにあり、明治44年から六代に渡り、柑橘類を専門に栽培しています。戦前から北米や朝鮮・旧満州にみかんを販売してきました。情熱の果樹栽培で、戦後の蜜柑園の荒廃を乗り越え、現代に至るまで、省力・良品生産・優品販売を目標とした堅実経営に努めています。 |