トークダイジェスト

1月8日 1月8日 1月8日 1月8日 『スーパーアスリート』

出演者 小椋久美子、潮田玲子、玉田誠、千葉真子、野口健、野村忠宏、長谷川滋利
丸山茂樹


最新放映分

今週のテーマは「スーパーアスリート」です。


「スーパーショットで初優勝」

丸山茂樹

丸山茂樹


全米を中心に世界の舞台で活躍する丸山茂樹選手が、ベストショットに選んだのが01年のミルウォーキーオープンでのショット。ミドルホール、残り180ヤードのセカンドショットを直接カップに放り込んでイーグル。記念すべきアメリカツアー初優勝をたぐり寄せたスーパーショットでした。あの瞬間、いかがでしたか?「もう、すっごく嬉しかったですよ。あのコースはものすごく難しくて、みんなアソコで苦労するんですよ。ティーショットがものすごく狭い。フェアウェイに行った時点で第一アドバンテージなんです。それがセカンドを入れたんで、あれでトップになったじゃないですか。それで『ヨッシャー』って感じで。『これはイケるんじゃないか(優勝できるんじゃないか)』って」このスーパーショットでアメリカツアー初優勝を達成した丸山選手。ちなみに、今年のソニーオープンではホールインワンを決めていましたが、あれはいかがですか?「その時は、嬉しかったですけど・・・あれが優勝に関わったショットだったら嬉しかったですけど、ただの3位でしたから。勝っていればあのショットは光ってましたけど。あの時に9番ホールでバンカーショット入れてイーグル取ったんですよ。イーグルが3回くらいあったんですけど、ただのイーグルで終わっちゃいましたから」優勝につながってこそ、スーパーショットも光るという丸山選手。そうでなければ「ただのイーグル」でスグに忘れちゃうのだそうです。


「やっぱり天才」

野村忠宏

野村忠宏

前人未踏の五輪3連覇を達成した野村忠宏選手にとって、忘れられない試合となったのが、アテネ五輪の前年に行われた世界柔道。なんと3回戦の残り20秒で逆転され、まさかの予選敗退を喫してしまいます。しかし、天才柔道家は敗戦のショックに崩れることなく、敗者復活戦で一本を連発して勝ち上がります。本来の切れ味鋭い技を取り戻し、執念の銅メダルを獲得したのです。天才にとって、この屈辱意的敗退はどんな風に感じていたのでしょうか?「この負けはね、現役生活の中で一番悔しかったですね。それぐらい屈辱的で。日本の柔道選手の場合、金メダルしか見てないですから、敗者復活に回った選手っていうのは、モチベーションが落ちてよく負けるんですよ。自分もそんな感じで負けたりして。自分のことよく知ってる篠原先輩なんかは『野村は敗者復活出てけへんやろ』という感じやったんです。自分も銅メダルなんかいらんと思ってたんですよ。金メダルじゃないと嫌やったから。(浜田の「でも銅メダルですよ」の言葉に)いらないんですよ。これは銅メダルが欲しいんじゃなくて、アテネのために敗者復活に出ようと。(オール一本勝ちを見せたことについては)天才でしたね。この敗者復活に出たことで『やっぱり強い。今回負けたけど、世界で一番技切れるんは俺や』と。こんな感じで試合できたら、アテネでも金メダル獲れると思いましたね」と自分の天才ぶりをこの敗者復活戦で確認できたのだそうです。



アスリートとひと口に言えども、ジャンルが違えば環境も背景も違うもの。お互いに疑問に思っていることもあるでしょう。そこで、みなさんから頂いた他の出演者への疑問・質問をぶつけあって頂きました!

野村忠宏選手から丸山茂樹選手への質問

「僕は昨年、突然カムバック賞という賞にノミネートされ驚いたことがあるのですが、丸山さんは今までどんな賞を獲ったことがありますか?」

野村 「ローレウスという賞にノミネートされたんですよ。それでポルトガルまで行ったんですけど、残念ながら受賞はできなかったんです。でも、日本人で初めてノミネートされたってことですごく嬉しかったです。結局は、元F1レーサーで両足切断の事故にあって復帰したザナルディっていう選手が受賞したんです。」
内田 「丸山選手はゴルフ以外で何か表彰されたことはありますか?」
丸山 「2004年にスマイル・オブ・ザ・イヤーみたいなのに選ばれたりしましたね」
浜田 「野村選手もベスト・ドレッサー賞、貰ったの?」
野村 「2004年に貰いましたね」
丸山 「何か賞が全然違いますね」
野村 「嬉しかったのは、『笑っていいとも』のコーナーで『恋人にしたいアスリート』1位に選ばれました」
浜田 「何、そのプチ自慢」
野村 「でも、見てたら(野村選手の1位に)『え?』っていう声が・・・。イチロー選手とか中田英寿選手とか、いろいろいたんですけど、まさか自分が1位ってことで、観客から『え?』って」
浜田 「それちょっと厳しいね」


「夕食はディズニーで」

長谷川滋利

長谷川滋利

アメリカ・メジャーリーグで活躍する長谷川滋利投手。世界最高峰のリーグでは、やはり待遇も一流のようで、エンゼルス時代にはあの大テーマパークをこんな風に使っていたのだそうです。「アナハイム・エンゼルスは、ディズニーがオーナーなんですよね。だから(エンゼルスの選手は)シルバーチケットが貰えて(無料で)入れるんですね。今、カリフォルニアアドベンチャーもあるんで、それどっちも行けますんで。だから、嫁さんに『お昼、食べに行こうか』『じゃあ、ディズニーランドで』って、ファミレス代わりに使ってるんです。それ(シルバーチケット)を見せたら(スタッフ)『ああ、どうぞ』って感じです。遠征がない時は、週に1〜2回は行ってましたね」ディズニーランドをファミレス代わりに使っていた長谷川投手は、もう少しで引越しをする予定なのだとか。新しいお家はゴルフ場のお隣、ゲームルームにはビリヤード台やポーカーゲームを楽しめるようにカード台など、様々な設備が整っているのだそうです。


「遠征で体調変化」

小椋久美子&潮田玲子

小椋久美子


潮田玲子

バドミントン界の美女ペア・小椋久美子選手と潮田玲子選手。昨年、浜田率いるジャンクチームと対決し、グウの音も出ないほどに打ちのめしてくれました。そんなお二人は、04年に引き続き、05年も全日本選手権を制覇し、全日本ダブルスのランキングは1位に。さらに、10月のデンマークオープンでは世界トップチームの中国、イギリスを撃破し、世界トーナメント初優勝を達成。世界ランキングもついにトップ10入りを果たしました。一年中世界を転戦するお二人には、予期せぬハプニングを聞いてみました。小椋選手、いかがですか?「インドに遠征に行った時に、現地の食事があたっちゃうって言われてたんで、前もって(日本から)ご飯とレトルト(食品)を持って行って、向こうで自炊をしていたんです。それを1週間くらい遠征の間続けていたら、国内に帰ってきて血液検査をしたんですけど、中性脂肪の数値がすごく上がっちゃって。『気をつけて下さい』って言われちゃいました」この遠征には潮田選手も一緒だったんですよね。潮田選手は大丈夫だったんですか?「私も1週間同じ食事を食べてたんですけど、中性脂肪は大丈夫だったんですけど、私の場合はコレステロール値がすごく上がってしまって、しかも悪玉菌って言われてすごいショックでした」ちなみに、国内にいる時は、きちんと月1万円で栄養士さんが付いてくれていて、栄養管理は完璧なのだそうです。


「亀で転倒」

玉田誠

玉田誠

バイクレースの最高峰・MotoGPで活躍する玉田誠選手。そんな玉田選手が選んだベストレースが、04年のイタリアGP。チャンピオンのロッシ選手と12周に渡り、抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げ、観客を釘付けにしました。「トップ争いをした選手が何年も世界チャンピンを獲った選手で、相手がそんな人間だったんですけど、世界チャンピオン相手にあそこまで(バトル)できるのは、多分僕ぐらいしかいないかなと」そんな抜きつ抜かれつのデッドヒートを時速300km以上ものスピードで繰り広げるMotoGPでは、こんなアクシデントに遭遇することもあるのだそうです。「日本で走っている時に、バイク寝かしてヒザ擦るんですけど、ヒザを擦るところに亀がいたんです。そのヒザに亀が当たって、もう痛くて痛くて。その何個か先のコーナーでバイクを抑えられずにコケちゃったんです。(ピットに)返って『なんでコケたんだ?』って聞かれたんで『亀に当たってコケました』って言っても、誰も信用してくれませんでしたね」幸い、この「亀クラッシュ」で大きなケガはなかったのだそうです。


「落ちたら終わり」

野口健

野口健

25歳で七大陸最高峰の世界最年少登頂記録を樹立したアルピニストの野口健さん。登山時、最も注意を払うのが、山の斜面にできた深い溝・クレパスを渡る時。深さ100mにも達するともいわれる谷底に落ちてしまわないように、アルミ製のハシゴをかけて渡ります。一瞬の油断が生死を分けるというこんな瞬間を野口さんは何度もすり抜けてきたのだそうです。「クレパスがあるじゃないですか。長いとアルミのハシゴを3つか4つ繋げて渡るんですよ。靴の底にあるスパイクも金属なんで、ハシゴも金属ですから、金属と金属なんで滑るんですよね。クレパスっていつも動いてるんで、クレパスが縮むとハシゴが『グニャ』となるんです。そこを歩くんで、たまに落ちる人がいるんですね。落ちるとアウト(助からない)なんです。落ちたら助けようがないんですよ。要するに気をつけようがないんですよね。渡り終わった時に『セーフ』って感じなんです。8000mぐらいのところでは、一気に登ると高山病で死んでしまうんで、ベースキャンプから(目的地まで)何往復もするんです。何度も登ったり降りたりして(高山病にならないように)体を慣らすんです。ですから、毎日ハシゴを(使ってクレパスを渡り)登ったり降りたりしてるんです」野口さん、相変わらずすごいことをサラッとお話して下さいます。


「朝3時からマラソン」

千葉真子

千葉真子

北海道マラソン2連覇を達成している千葉真子選手。毎日トレーニングを欠かさないという長年の習慣から、今ではこんな風になってしまったのだそうです。「(走るのが習慣になっているので)1日に1回は走らないと気が済まなくて。移動とか、あとお仕事が入ってしまった時には朝の3時から走ってます。今日は普通の時間に走ってきましたけど。やはりマラソンですので、多い時には40kmくらい走りますね。1日トータルだと60kmくらい走りますね」毎日こんなトレーニングを積んでいるマラソンという過酷な競技。走っている時は、どんなことを考えているのか聞いてみると・・・「自分が優勝したレースっていうのは、『全てが自分中心に回ってるんじゃないか』というぐらいに感じることがありまして、そもそも、このレースは私の為にあるんじゃないかって。筋書き通りに勝った時には自分がドラマの主役を演じ切ったかのような気分になりますね」これがランナーズハイというものなのでしょうか?とにかく走っている時にも快感を感じているようです。


千葉真子選手から長谷川滋利選手への質問

「メジャーで多くのスーパースターと一緒にプレーしている長谷川選手ですが、長谷川選手のみぞ知るスーパースターの素顔を教えて下さい」

千葉 「私の場合は、寮で高橋尚子選手と一緒にしてたんですけど、彼女は『皮』が大好きなんです。魚の皮とか鳥の皮だったりとか、なのでいつもあげてました」
浜田 「皮だけを?」
千葉 「はい。みんなの皮を貰って、お皿に山盛りにして『ワーイ宝物』って、お茶目な感じで喜んでました」
浜田 「いらないのはみんなQちゃんにあげてたんや。じゃ、長谷川選手は?」
長谷川 「チームメイトはイチロー君ですよね。03年にオールスターゲームにシアトルから(長谷川投手、イチロー選手も含め)5人くらい選ばれたんです。それでチャーター機が用意されまして。家族も連れて行けるんで、20人くらいの(チャーター機)なんですけど、子供も嬉しいじゃないですか。イチロー君はオールスターに何回も出てるんで、奥さんも連れて来なかったですけど、僕らは初めてですから嫁さん、子供連れて行くんです。だから中がグチャグチャになっちゃって。イチロー君はずっと寝たふりしてましたね」
内田 「聞いたんですけど、長谷川投手はホテルはスイートルーム以外泊まらないんですか?」
浜田 「泊まらないんですよ。丸ちゃんに会いに行く時に、シゲ(長谷川投手)にも会ったんですけど、スイートでした。いつもスイート泊まるって言ってました。ほんで『ここのスイート、いつもより狭いんですよね』って言うてました」
長谷川 「チームは払ってくれないんですよ」
浜田 「契約なの?」
長谷川 「契約ではないんです。自分で余分に少し払えば、アップグレードしてくれるんです。僕、部屋で本読むことが多いんで、できればゆったりと」
浜田 「本読む言うたって、別にシングルでも読めるがな!」
長谷川 「荷物も多いじゃないですか。立って歩く時に、(荷物)にあたったりしたら、もう気分がメジャーリーガーじゃないじゃないですか」
金子 「そこ言われたら何も言えないね」


次回予告

1月15日 1月15日 1月15日 1月15日 1月15日 『ウィンタースポーツ』 夜7時58分放送


出演者(敬称略)
大菅小百合、岡部哲也、荻原次晴、國母和宏、三宮恵利子、船木和喜、山岡聡子、湯浅直樹
トークダイジェスト

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