丸大食品の百済徳男社長は10日、大阪市内で開いた決算の記者会見で、有害物質メラミンが混入した商品の大量回収に追い込まれた問題について公の場で初めて謝罪した。
しかし発覚以降今まで、社長自らが会見しなかった理由を問われると「特別にどうってことはない、といえば怒られるかもしれないが、健康被害がないと想定できた」と発言。「食の安全」を預かる大手メーカー経営者として、認識の甘さを露呈した。
同社長は冒頭、「多くの皆さまにご迷惑とご心配をおかけし、心よりおわびする」と頭を下げた。だが、その後の報道陣との問答では「メーカー責任は十分認識しているが(丸大食品が)被害者の一面もある」と強調。「専門知識がある担当役員が適任と判断した」などと述べた。
またメラミン問題のお歳暮商戦への影響に関して「例年通り売り上げることは難しい」と説明。対象商品を製造し、9月中旬以降休止している中国の工場再開の時期については「年内は見送る」と話した。〔共同〕
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