【2008年11月11日06時08分 更新】


1.日本シリーズ最終戦キャンプ地でも声援
 (11/11 06:03)

日本シリーズは、9日夜、西武が巨人を破り、4年ぶりの日本一に輝きました。県内でキャンプを行う両チームだけに、地元では、多くのファンが声援を送りました。(巨人のキャンプ地・宮崎では、ジャイアンツプラザに約100人の巨人ファン)(西武のキャンプ地・南郷では、約80人が声援を送る)3勝3敗で迎えた日本シリーズ第7戦。試合は、序盤、巨人がワイルドピッチとホームランで、2対0とリードします。そして5回、西武は、代打・ボカチカのソロホームランで、1点を返します。(追撃体制に入った南郷町では)「興奮状態だ、優勝すると確信している」さらに西武は、8回、同点に追いついた後、6番平尾が逆転タイムリー!(盛り上がる西武ファン)(巨人ファンは)「あと2回で(試合を)ひっくり返してくれる、メイク・レジェンドで大丈夫だ、勝ちます」しかし、試合は、このまま3対2で、西武が巨人を破り、4年ぶり13度目の日本一に輝きました。(南郷町の西武ファンは)「日本一になったー!バンザーイ」「明るい光をライオンズの選手が与えてくれたことは、南郷町としては非常に嬉しい」(一方、巨人ファンは)「一生懸命戦ったんだから、僕は両方に拍手したい」劇的な西武の逆転勝利から、一夜明け、キャンプ地の南郷町役場には、日本一を記念する懸垂幕も掲げられ、お祝いムードに包まれています。日本一になった西武は、11月13日からのアジアシリーズに臨みます。


2.金融危機・就職戦線にも影響
 (11/11 06:03)

世界的な金融危機は、就職戦線にも、暗い影を落としています。宮崎市では10日、就職説明会が開かれましたが、企業からも、学生からも、「厳しさ」を強調する声が相次ぎました。(清藤記者リポート)「去年まで学生側に有利な売り手市場と言われた就職戦線ですが、今年の状況は少し変わってきているようです」10日、宮崎市で開かれた就職説明会。県内に勤務先を持つ、約120の企業がブースを設け、訪れた大学生らに、仕事の内容などを説明しました。大学生の就職戦線は、去年までは、全国的に、企業の採用予定者数が就職希望の学生数を上回る、いわゆる「売り手市場」となっていました。しかし、来年春の採用予定を企業側に聞いてみると・・・(企業は)「昨年に比べてみても、(採用を)人数的に減らさざるをえないというのが現実」「受注自体が各企業とも落ち込んでいますので、その分、弊社もしぼる方向になると思っているので、全体的に厳しい部分はある」世界的な金融危機を受け、景気の先行きに不透明感が出ている影響で、企業側は、新入社員の採用枠をしぼる傾向にあるようです。(大学4年生は)「金融の影響があって求人枠が減ったりとかあるかもしれないので、そういうところは不安」「採用数が大幅に少なくなってきているというのを見ると、やはり厳しくなっていると感じます」さらに、この景気後退は、この秋、就職活動が始まった再来年春の採用分から、本格的に、影響を及ぼし始めると見られています。(企業は)「(来年春採用は)50人目標でやっていたが、37人でストップということにした。来年はさらに少なくなるんじゃないでしょうか」(大学3年生は)「就職氷河期がやってくるとかいうのを見て不安になってしまう」世界的な金融危機を背景に、就職氷河期の再来を予感させる就職戦線となっているようです。


3.野尻町 合併協設置を申し入れ
 (11/11 06:03)

西諸1市2町の合併の破たんから10日余り、野尻町が小林市に対し、1市1町による法定合併協議会の設置を申し入れました。10日は、野尻町の長瀬町長が小林市役所を訪れ、堀市長に、法定合併協議会の設置を要請しました。これに対し、堀市長は、「議会と協力しながらぜひ、合併を成功させたい」と答え、協議会設置を受け入れる考えを示しました。西諸地区の合併を巡っては、小林、野尻、高原による合併協議会が、10月、公立病院の運営方法を巡って事実上破たん、その後、野尻町は、小林市との合併協議を表明していました。小林市と野尻町では、今後、住民説明会が開かれた後、協議会設置の関連議案が議会で可決されれば、新たな枠組みによる合併協議がスタートします。


4.小銃持ち出し・元自衛官初公判
 (11/11 06:04)

おととし、大分県の陸上自衛隊玖珠駐屯地で、小銃やけん銃などが紛失した事件で、窃盗や銃刀法違反などの罪に問われている元自衛官に対する初公判が、10日、宮崎地方裁判所で開かれ、検察側は懲役4年を求刑しました。求刑をうけたのは、高鍋町持田の元自衛官、高山敏信被告45歳です。起訴状によりますと、高山被告は、おととし9月、大分県の玖珠駐屯地に侵入し、武器庫から64式小銃やけん銃など、あわせて6点を盗んだとして、窃盗などの罪に問われています。宮崎地裁で開かれた10日の初公判で、高山被告は、「その通りです」と起訴事実を全面的に認めました。検察側は、高山被告が犯行に至った経緯を、風俗店に通いつめてできた、多額の借金を上官に知られ、自ら自衛隊を辞めざるを得ないと考えて退職したにも関わらず、後に、退職させられたと考え、恨みを持つようになったと追及。また、高山被告が犯行前に、入念に計画を立てていたことや、武器が盗まれたことで、「国民に多大な不安を与えた」などとして、高山被告に懲役4年を求刑しました。判決公判は、12月11日に開かれます。


5.肌着売り場にピーマンが登場
 (11/11 06:03)

ピーマンと肌着の不思議な関係です。県産のピーマンが、デパートの婦人肌着の売り場に登場し、話題となっています。その理由は?宮崎県の農産物の顔、「ピーマン」が登場したのは、宮崎市の宮崎山形屋にある婦人肌着売り場です。大手下着メーカー「ワコール」では、女性用肌着の薄さや軽さ、暖かさをアピールするため、1枚あたり、ピーマン2つ分と表現して、ヒット商品をうんでいます。宮崎県が、冬場のピーマン生産量日本一であることから、ワコールとJA宮崎経済連が提携、肌着売り場へのピーマン登場となりました。(買い物客は)「初めて見ましたね、びっくりします」「やっぱり驚きましたね。ピーマン2個分の重さと下着を持って比べたくなっちゃいますね」肌着売り場とピーマンという珍しい組み合わせに、買い物客も興味津々…重さを比べてみる姿も見られ、売り上げアップにも、期待が寄せられています。


6.延岡・住宅5棟で火災
 (11/11 06:04)

10日午後2時半ごろ、延岡市中川原町の無職、佐藤亨さん66歳の自宅から火が出て、木造2階建て住宅、130平方メートル余りを全焼しました。さらに、火は隣接する住宅に燃え移り、4軒の壁などを焼きました。佐藤さんは妻と2人暮らしで、出火当時、2人とも家の外にいて、けが人などはありませんでした。佐藤さんは、仏壇のロウソクをつけたままにしていたということで、警察で詳しい火事の原因を調べています。


7.寿司職人による出前授業
 (11/11 06:05)

調理科の生徒たちに、寿司職人を目指してもらおうと、宮崎市の高校で、寿司職人による出前授業がありました。この授業は、県内の寿司店でつくる組合が、今回初めて行ったもので、日章学園高校の調理科の生徒、44人が参加しました。授業では、寿司の全国大会で入賞した鹿児島県の寿司職人が、笹切りや細工寿司などを披露し、生徒たちは、その腕前を熱心に見入っていました。この後、生徒たちは、初めてにぎり寿司に挑戦。最初は、慣れない手つきで形もバラバラでしたが、職人の指導を受けながら、1人前のにぎり寿司を完成させていました。(生徒は)「不器用だと変な形になるので、寿司は難しい」「(寿司職人は)自分たちと比べてレベルが違う」「(将来は)和食に行きたい。出来れば寿司もやってみたい」この一風変わった出前授業。主催した寿司組合では、「こうした取り組みを通して、寿司職人を目指す若者が増えてくれれば」と話していました。


8.県スポーツ振興審議会
 (11/11 06:05)

子供からお年寄りまで、県内のスポーツ振興策について話し合う審議会が、10日、宮崎市で開かれ、平成15年度に策定された県スポーツ振興基本計画について、環境の充実などを図った初めての改定案が報告されました。この後、県教育委員会が設置した13人の委員が協議を行い、改定案を承認しました。県では、この改定案を、今後、県議会などではかり、来年3月までに、県スポーツ振興基本計画に盛り込むことにしています。


9.10月の企業倒産
 (11/11 06:04)

10月の県内の倒産企業は、経営破綻した志多組の関連会社など11件で、負債総額は、約29億円に上りました。民間の信用調査会社によりますと、10月、県内で、1千万円以上の負債を抱えて倒産した企業の件数は11件、負債総額は、28億9500万円と、前の月を約6億3千万円上回りました。負債額が最も多かったのは、志多組の関連会社、アート技建で、16億3000万円余りでした。信用調査会社では、「株価の下落や円高の影響が出始めていて、年末に向け、倒産が増える可能性もある」と分析しています。


9.日之影町で交通死亡事故
 (11/11 06:07)

10日午後、日之影町で、軽乗用車と軽ワゴン車が衝突する事故があり、軽乗用車に乗っていたお年寄りが亡くなりました。事故があったのは、日之影町七折の国道で、10日午後2時55分ごろ、宮崎市東大宮2丁目の美容師、長友矛さん43歳の運転する軽乗用車が、対向してきた軽ワゴン車と正面衝突しました。この事故で、軽乗用車の後部座席に乗っていた、矛さんの母親で美容師、悦子さん69歳が、頭などを強く打って、死亡しました。また、この事故で、矛さんと、助手席に乗っていた妹の祐子さん40歳、そして、軽ワゴン車を運転していた延岡市北方町蔵田の介護士、甲斐正浩さん29歳が、それぞれ、けがを負ったということです。長友さん親子は、高千穂町方面に観光に来ていて、その帰りだったということです。警察では矛さんらに話を聞くなどして、事故の原因を調べています。