2008年11月10日 19時22分更新
イギリス人の落語家から日本での暮らしのなかで感じた驚きや疑問などを聞いて外国人が暮らしやすい街づくりについて考えてもらおうという講演会が笠岡市で開かれました。
これは岡山県国際交流協会が開いたもので、イギリス出身で大阪を拠点に活動している落語家のダイアン吉日さんが市民などおよそ70人を前に日本で暮らして感じたことなどをテーマに講演しました。
このなかでダイアン吉日さんは来日当初はできなかったマンションや携帯電話の外国人名義での契約が今では出来るようなり、外国人にとって住みやすい社会に変わってきていることをユーモアを交えて語りました。
一方で、外国人に対して突然、年齢や信じる宗教について質問してくるなど不愉快な振る舞いをする日本人も依然として多いと指摘していました。
その上で「自分にとってはあたりまえの事でも文化の違う相手にとってあたりまえの事とは限りません。すばらしい日本文化に誇りを持ちながら、外国の文化についても理解し外国人に広い心で接して下さい」と訴えていました。