2008年11月10日 19時22分更新
さまざまな分野のものづくりで特に優れた技術を持つ「現代の名工」に、岡山県からことし2人が選ばれました。
ことしの「現代の名工」には全国から150人が選ばれ、このうち県内からは、岡山市で仕立て業を営む前原美代子さん(61)と、倉敷市で金属のコーティングをする溶射工として働く佐藤進さん(65)の2人が選ばれました。
このうち前原美代子さん(61)は、15歳から46年間に渡って女性や子ども用の服を作り続けてきました。
年を重ねてサイズがあわなくなった和服を、デザインを生かしたまま洋服に仕立て直すなど高い縫製技術が評価されました。
前原さんは「長年続けてこれたのは、ひとえに洋服作りが好きだったからで、1着1着心を込めて作ってきた洋服は自分の子どものような存在です。今後は自分の技術を仕立て業を志す多くの人に伝えていきたいと思います」と話していました。
「現代の名工」の表彰式は今月11日に東京で行われます。