2008年11月10日 19時22分更新
ことし6月、倉敷市の住宅で妻の首を絞めて殺害したとして殺人の罪に問われている男の裁判が岡山地方裁判所で開かれ、検察側は男に懲役12年を求刑しました。
倉敷市の建設作業員、井上孝治被告(44)は、ことし6月、倉敷市の自宅で妻の哲子さん(当時43)の首を絞めて殺したとして、殺人の罪に問われています。
岡山地方裁判所で開かれた初公判で、井上被告は「間違いありません。」と述べて起訴事実を認めました。
続いて行われた冒頭陳述で、検察側は、「井上被告は妻との離婚に同意したものの、未練を感じ、妻を独占するためには殺害するしかないと考えて首を絞めて死亡させた。」と犯行の動機を指摘しました。
その上で検察側は、「妻の苦痛や残された子どもの将来を顧みない身勝手な犯行で、厳罰を持って臨む必要がある。」と述べて、井上被告に懲役12年を求刑しました。
判決は今月19日に言い渡される予定です。