タッカンマリ(鶏の水炊き)の作り方

鶏1羽を丸ごと煮込んだ豪快鍋料理
下準備
1日
調理時間
1時間

タッカンマリの写真

丸鶏をそのまま煮込んだ豪快な鍋料理。煮込んだ鶏は、食べる際にハサミで切って、食べやすい大きさにします。


鶏のうまさを余すことなく味わう

タッカンマリは直訳すると「鶏1羽」という意味で、鶏を丸ごと長ねぎやにんにくなどの香味野菜と煮込み、そのスープとともに食べる鍋料理です。鍋に入った鶏は食べる際にハサミで食べやすい大きさに切り分け、酢じょうゆやタデギとよばれるとうがらしペーストをつけたり、また、シンプルに塩をつけて食べたりします。鶏を丸ごと入れた見た目の豪快さと、もも肉、胸肉、手羽など、鶏の各部位をすべて味わえるのが、この鍋の特徴です。最後にゆでた麺を入れ、締めに食べたりすることもあります。

材料(4人分)

ひな鶏:1羽(600g程度) /長ねぎ:1/2本 /にんにく:4片 /たまねぎ:1/2個 /赤とうがらし:1本 /にら:100g /乾麺:200g /塩:少々 /こしょう:少々 /水:7.5カップ

合わせ調味料

粉とうがらし:大さじ1 /いわしエキス(市販品):大さじ1.5 /酢:大さじ1 /砂糖:大さじ1 /すりおろしたにんにく:小さじ1 /ごま:少々

タデギ材料

濃口しょうゆ:大さじ2 /粉とうがらし:大さじ3 /すりおろしたにんにく:小さじ1 /ねぎのみじん切り:大さじ1/2 /塩:少々 /こしょう:少々

タッカンマリの作り方

下準備

  1. タデギ材料をすべて混ぜ合わせ、熟成させるために室温で1日寝かせます。
  2. ひな鶏を冷水で洗っておきます。おなかの中も、内臓や血が残らないようよく洗います。
  3. 赤とうがらしは0.2cm幅で斜めにスライスしておきます。
  4. 長ねぎはざく切り、たまねぎはくし形に3等分します。
  5. 合わせ調味料の材料をすべて混ぜ合わせておきます。

MEMO

  1. 鶏はキッチンばさみで食べやすい大きさにカットし、食卓で煮込みながら食べます。

煮込む

タッカンマリの作り方:写真-1

鍋に水7.5カップを注ぎ、ひな鶏を入れて火にかけます。沸騰したら、にんにくと下準備4の長ねぎ、たまねぎを入れ、40分ほど弱火で煮込みます。


スープを漉す

鶏に竹串を刺して、透き通った肉汁が出るようであれば、崩れないよう取り出します。スープを漉して、長ねぎ、たまねぎ、にんにくを取り除きます。


にらを和える

タッカンマリの作り方:写真-3

にらは3cmの長さに切り、下準備5の合わせ調味料でさっと和えます。


乾麺を湯がく

たっぷりの水を鍋に注ぎ、乾麺を湯がきます。ゆで上がったら、冷水にとり、よくすすいだあと、水けをきっておきます。


仕上げ

Step2で取り出した鶏を土鍋に入れ、Step2の漉したスープを注ぎます。塩、こしょうで味を調え、下準備3のとうがらしとStep4の麺を加え、にらの和え物、下準備で寝かせておいたタデギを添えて、できあがり。


タッカンマリの料理紹介