中国、ダライ・ラマ側の要求拒否 「五輪を妨害」と非難【北京10日共同】チベット亡命政府を事実上率いるダライ・ラマ14世の特使との対話を行った中国共産党統一戦線工作部の朱維群副部長らが10日、記者会見し、チベットの「高度の自治」などの要求は一切受け入れ不可能で、ダライ・ラマ側に自治問題を協議する「資格もない」と拒絶した。またダライ・ラマ側が北京五輪に合わせ「妨害や破壊活動を行い(停止させるとの)約束を守らなかった」と非難した。 3月のラサ暴動後、双方はチベット問題をめぐり3度の対話を実施したが、中国側が会見したのは初めて。中国は8月の北京五輪を前に国際社会に配慮し、対話に応じるなど柔軟姿勢を示したが、五輪終了を受け、全く譲歩する考えのない本音をあらわにした。
【共同通信】
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