「東京スター銀行」が「三菱東京UFJ銀行」を相手取って11日に提訴することが、日本テレビの取材でわかった。 東京スターは、三菱東京UFJより、今月4日付でATM(=現金自動預け払い機)の契約を解消された。現在、三菱東京UFJのカードを持つ顧客は、東京スターのATMを利用できなくなっている。
東京スター側は、これによって損害を受けたとして、東京地裁に11日午前、賠償を求めて提訴する。ATMの相互利用では、通常、ATMを所有する銀行に対し、利用した顧客と契約した銀行のそれぞれから手数料が支払われる。1年あたり、三菱東京UFJは7億円、東京スターは700万円を互いに支払っていた。
三菱東京UFJは、東京スターが4年前から顧客からの手数料を無料に変更したことで手数料収入に著しい差ができたとして、契約を解消した。