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裸画像も…KDDIまた顧客データ200人ウィニー流出

社内資料から個人的動画まで

 通信大手KDDI(東京・飯田橋)の京都市内の携帯電話販売店の男性社員が、顧客氏名や携帯番号などの個人情報を大量に流出させていたことが10日、分かった。KDDIにからむ個人情報流出は今回で3度目。流出データには販売手数料などの社内資料のほか、知人とおぼしき女性のヌード画像も存在し、改めて情報管理の甘さが問われる事態となりそうだ。

 今回、ファイル共有ソフト「ウィニー」を通じて流出が発覚したのは、2003年から04年にかけて同店で携帯を購入した少なくとも200人前後のリスト。顧客の氏名、誕生日、携帯番号などが含まれていたほか、契約者の通話記録、機種ごとの販売奨励金、契約手数料などの内部資料一式も一挙に流出した。

 デジタル音声圧縮ファイル(MP3)で、社内のパソコン(PC)から大量にダウンロードしたとみられる楽曲リストも存在し、「着うた」などとして不正転送を繰り返していたとみられる。

 さらには、複数女性との写真付きメールもご開帳。看護婦や風俗嬢、不倫関係を思わせる女性との“エロメール”や、カーセックス中の“ハメ撮り画像”も存在した。

 楽曲やメールはショップのアドレスが送信元。社内の重要資料や勤務中にダウンロードした楽曲を勤務先から、暴露ウイルスに感染した自宅PCや携帯に不正転送した結果、一気にネット上に流出した可能性が高い。

 KDDIでは06年末、03年12月18日までにインターネット接続サービス「DION」に申し込んだ約400万人分の個人情報が流出。07年春にも、03年1月にダイレクトメールを発送した11万3000人あまりの顧客情報が流出した。

 携帯電話販売店は、京都市内の商社が展開しており、男性社員は現在も同事業部に所属している。

 男性社員は夕刊フジの取材に、「休日なので上司が不在で、私の判断では何も答えられない。後日、改めて連絡してほしい」と述べるにとどまった。

 また、男性社員の所属会社は「流出の事実はすでに把握しており、KDDIにも報告済み。ご迷惑をおかけしたお客様には、直接面談のうえ、お詫びをさせていただきました」と話している。

 KDDI広報部の話 「2次被害を避けるために、被害に遭われた方々と総務省以外には、一切事実を公表しませんでした」 

ZAKZAK 2008/11/10

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