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多額債務者の民事再生申請、半数以上が医師

 多額の債務を返済することができず、裁判所に債務の棒引きを申請している個人のうち半数以上が医師だと分かった。医師の数が増えたことで開店休業状態の病院が増加、初期開業費用が回収できない医師が増えているというわけだ。

 ソウル中央地裁破産部によると、2008年に同地裁に民事再生法手続きを申請した5億ウォン(約3700万円)以上の多額債務者は10月までに57人で、このうちの61%に当たる32人が医師だったという。

 このうちの5人は歯科医で7人は韓医師だった。そのほか薬剤師が二人、獣医師が一人だった。

 医師の次に多かったのは自営業者(16人)で、以下主婦(二人)、会社管理人(二人)、会社員(一人)、賃貸業(一人)などの順。

 今年10月までに債務棒引きを申請した多額債務者は、医師の申請が相次ぎ、前年同期比で2倍程度増加した。特に10月の申請者は13人と最高値を記録した。

 統計庁によると、2007年の医師の数(韓医師を除く)は9万1475人と88年の3万6845人に比べ約3倍増加しており、個人病院の数は97年の1万5876施設から2万6265施設と1.7倍に増加している。

リュ・ジョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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