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今日のダーリン

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・いちおう、自分も巨人ファンなので、
 西武の優勝が決まる直前まで、
 こんなことは言えなかったんですけれど、
 西武ライオンズが日本一になったのって、
 なんかいいことのような気がするんです。
 
 いまって、監督を中心とした「首脳部」という
 文字通り「脳」を自称する人々が、
 「身体」の役割の選手たちに、
 指令を出し、指導し、管理して野球することが
 常識になっているでしょう。
 そして、そこでは「確率論やから」という根拠で、
 試合を運ぶための定石なんかも、すっかり決まっている。
 そういうなかで、今年の西武ライオンズって、
 「脳」と「身体」がひとつになってる感じがするんです。
 
 いろいろの常識的な戦術を駆使するには、
 材料が足りないなんて場合には、
 「これしかできませんので、これで行きます」
 という方法を、一所懸命にやっていたようにも思う。
 若い選手の多いチームは、別の言い方をすれば
 「中小企業」みたいなものなんだと思う。
 大企業のやり方を、そのまままねするわけにはいかない。
 最高殊勲選手の岸投手なんて、渡辺社長に
 「岸君、悪いけど、残業に続いて休日出勤たのむねー」
 なんて言われてがんばった青年みたいだったもんなぁ。
 全体に、選手のなかに上司の顔色うかがってる感じが、
 ほんとに感じられなかったんだよね。
 敗れた側の原監督にも、
 「選手が主役ですから」という考えが感じられたけど、
 渡辺監督と大久保コーチのコンビなんて、
 二十歳そこそこの選手に涙を拭かれそうだったものね。
 「こんな1年目のだめな監督を盛りあげてくれて、
  選手たちに感謝します」って、
 たぶん、本心で言ってたと、ぼくは思う。
 こういうチームが日本一になるのって、いい。
 
 巨人ファンとしてはさみしいんだけれど、
 時代の選んだ優勝チームは、
 ライオンズのほうだったと本気で思います。
 オバマ大統領が決まった直後のことでしたしね。
 
今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。  

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あ か さ た な は ま や ら わ
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