(cache) 搬送、治療の優先順確認　川西の置賜総合病院で医療救護訓練

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搬送、治療の優先順確認　川西の置賜総合病院で医療救護訓練

2008年11月09日　18:43

負傷者を医療救護所に運び込む救急隊員＝川西町・公立置賜総合病院

　大規模地震の発生を想定した県災害時医療救護訓練が8日、川西町の公立置賜総合病院で行われた。医療関係者のほか、消防、警察、自衛隊、行政などの各関係機関から総勢200人以上が参加し、災害現場におけるトリアージ（搬送、治療の優先順位）の適正化などを確認した。

　長井盆地西縁断層帯を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生し、川西町内で大型バスが土砂崩れに巻き込まれた－との想定。現場に到着した救助隊員らは、バスから負傷者を救出し、救急車で次々に搬送。また、現場に公立置賜総合病院や山形大付属病院の災害派遣医療チーム（ＤＭＡＴ）も駆け付け、患者の緊急度によって治療、救急搬送の優先順位を決めるトリアージの訓練を行った。

　臨時の医療救護所となる大型テントも設営され、テント内では各医療機関のＤＭＡＴがトリアージや延命措置、救急処置などを担当。受け入れ病院や消防との連携を図りながら、けがの重い負傷者から搬送していた。

　会場は時折、テントを飛ばす突風が吹き、救護所はさながら野戦病院状態に。参加者はあらゆる現場状況を想定しながら、真剣な表情で訓練に取り組んでいた。