福岡市と山口県下関市に到着した韓国人観光客を、嬉野市嬉野町の嬉野温泉へ運ぶ専用バスの運行が今月1日から始まったことを記念して、終点の同温泉バスセンターで8日、利用者の歓迎セレモニーがあった。
運行は、同温泉観光協会などが韓国の旅行会社に委託。来年4月までの実験運行とし、好評なら継続する。片道のみの1日1便で、韓国・釜山からのフェリーが到着する下関港を出発し、博多港と博多駅を経由して同温泉に向かう。料金は1人1000円。予約があれば毎日運行する。
セレモニーでは、谷口太一郎市長が「素晴らしい温泉や料理、温かな人情に触れ、嬉野の良さを韓国で伝えてください」とあいさつ。到着した観光客13人に同温泉の入浴剤などが手渡された。
=2008/11/09付 西日本新聞朝刊=