カンボジア王国の在福岡名誉領事館が26日、福岡市中央区天神1丁目の西日本新聞会館12階に開設された。同国の公館は東京の大使館、大阪、名古屋、札幌の名誉領事館に次いで国内5カ所目。10月中旬から業務を始め、ビザ発給や観光・経済情報の発信、留学生支援などに当たる。
名誉領事には、内戦で荒廃したカンボジアの復興支援に取り組んできた半田晴久・世界芸術文化振興協会長(57)が就任。開所式では、プー・ソティレアッ駐日大使と半田氏、西日本新聞社の多田昭重会長と川崎隆生社長がテープカットをした。
プー大使は「ここを拠点に外交・学術・文化の交流を深め、日本との関係をより強く深くしたい」と期待。半田氏は「多くの縁が結び付いて名誉領事館ができた。九州とカンボジアの交流に貢献したい」と語った。
名誉領事館の開館時間は平日の午前9時半‐午後6時。電話は092(717)1255。ホームページ=http://www.fukuoka-cambodia.jp/
=2008/09/27付 西日本新聞朝刊=