首都圏放送センター

2008年11月9日 23時19分更新

“ファミリーハウス”充実を


入院生活を送る子どもに付き添う親のための宿泊施設、「ファミリーハウス」の充実を考えようと、全国から施設の運営団体が横浜市に集まり、意見を交わしました。

「ファミリーハウス」は、長く入院生活を送る子どもに付き添う親が、安い費用で宿泊出来る施設として、20年ほど前から各地に設置されています。
施設は、寄付や企業の支援による資金を集めて設立され、ほとんどは、NPOやボランティアによって運営されています。
北海道から沖縄までの18の運営団体が集まった会議では、運営上の課題などについて意見が交わされ、施設の設立から12年になる福島県の団体は、「家族がどんな支援を必要としているか、病院とも連絡を取りながら接している。プライバシーを尊重し、親切の押し付けにならないような配慮が大切だと思う」という意見が出されました。
会議を主催した横浜市のNPO団体、田川尚登代表は「病気の子どものためにも家族の心と体がやすまる場は必要だと思う、各地の団体同士で情報を交換しながら、よりよい運営につなげていきたい」と話していました。
参加した団体は、今後も年に一度全国会議を開いて、ファミリーハウスの充実に向けて、意見交換を行うことにしています。