せんすぶろぐ
将棋、歴史のオタクです。他の一般の話題についても折をみて触れていくつもりです。
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2008年11月09日  倉敷藤花、里見先勝
 おぉ!という感じですね。

 序盤が粗くていきなり、駒損。ここから挽回していくのですが、「里見さんの手が伸びた」というより、「清水さんがもたついた」という見方になりがちなのがアマ観戦者の特性なのか、里見さんの好手よりは清水さんの悪手に気がいってしまいます。(どれが好手が分からない、というのが正直なところなのでしょう)

 1図。▲3一飛成と攻撃優先の姿勢を貫くも、▲4六飛成といったん引き上げて5筋の嫌味の解消と▲4二との両用をみるのが、付加価値の高い手というものではないか?

 2図での▲5四銀はあまりにも悲しい。しかし▲6七竜では△5六歩がやってくるし、もう相当におかしくなっているといってよいでしょうか。(でも、▲同歩△6七竜以下の進行であればさ3七との活用に時間がかかるので、本譜よりはましな気がする)

 3図の▲5九銀はかなり変なのでは。△5七とをまともに食らうのでは、これまで5七を支えることを念頭に指し手を運んできたのと矛盾している。

 この後も▲6九香に△5七とを返されたりと、付加価値の乏しい手が見られ、里見さんのまくられた清水さん。第2局は苦しいのではないでしょうか。


 
 

PM 01:57:11 | Comment(0) | [将棋(中飛車)]

2008年11月07日  朝日OP:阿部−久保
 今日、行われた朝日OPの阿部−久保戦は後手藤井システムに先手が3筋から仕掛ける定跡系の出だし。名人戦(森内−羽生、森内−谷川)でも出たし、このブログのエントリーでも何度も取り上げたことがあります。

 でも、1図の△4二金は初見。DBを検索してみると、2004年にあったくらい。でも、目の当たりにしてみると、大山名人なら指しそうな手厚さを感じます。先例の多い△3五歩よりは手ごわい印象を受けます。この辺、どういう整理になっているのでしょうか? (私は知りません)

 実況の解説によると、2図で「※局後の検討で、ここでは▲4四歩があったようだ。△同金は▲2四歩、▲同銀なら△4三角▲3一飛に▲5三桂成から▲3二歩と打って良い。」とあるのですが、直ぐには納得できないものがあります。

 ▲5三桂成に△同玉▲3二歩△4三玉▲3一歩成(3図)と進めると、

先手:と金が邪魔で飛車の打ち場所も乏しい。
後手:角打ちの場所に事欠かず。浮遊玉は捕捉されにくいはず。

なのでは? 少なくともへっぽこの自分には先手を持つ意欲が湧きません。この将棋の観戦記がwebにでも載ればいいのですが。


PM 11:36:05 | Comment(2) | [将棋(四間飛車)]

2008年11月07日  京都にて (2)
 京都駅側のホテルに宿泊したせんす一家。食事は近所で済ませることになります。

 4日の夜は伊勢丹のレストラン街の某店を予約。予約をしたにもかかわらず、予約時間に店に出向くと、「列に並んでください」と切り口上にいわれる。。。orz(なぜ、「ご予約のお客さまでしょうか?」と一言訊けないのか)

 予約済みであることを告げて中に入れてもらうと、そこは入り口そばでかつ厨房まるみえ(といっても板前の姿ではなくビールケースとかが丸見えなだけ)、風は吹き込む、人の出入りは直撃と付加価値が乏しい席だった。。。苦情を申し立てて、席を替えてもらう。

 予約時には特に店側からは言われなかったのだが、予約客は「コースメニューを頼まなければならない」らしい。

 そんな殺生な。。。「そういう話しは聞いていないのですが・・」 今度は当方の要請は聞いてもらえない。

 京都の商店で買い物をすれば、何かやり手っぽいおばちゃんが相手をしてくれて、コミュニケーションをした結果としての支出になる。対してこの料理店のスタッフはほとんどがバイトで、リーダーもどうみても20代前半(大学生か?)。名店の看板を出していても、ブランドに見合った従業員の訓練、組織文化の継承は不十分で、その内容は相応しいものではなかったと思う。

PM 11:13:00 | Comment(4) | [食べ物]

2008年11月07日  京都にて(1)
 3日から5日まで京都に家族旅行に行ってきました。
 
 大阪出身の小生ではあり、東京移住後もお定まりの修学旅行でもいったりしてはおりますが、イギリスから帰国して、40を越えてからは、かなりの京都好きと転じています。

 まだ紅葉には早いものの、竜安寺や大徳寺には色づいた枝もいくつかあり、3連休の大混雑も回避でき、満足のいく旅行でした。

 さて、今頃気がついたのですが、京都のエスカレーターでは左右どちらに列を作るべきなのか? 東京は左、大阪はロンドンと同様右側。では、京都も右側かな、と予見をいだいていたが、どうも定まっていないように思える。。。

 大阪とは違うんだ!という矜持なのか、東京もんが乱入してしまって、秩序が乱れてしまっているのか、そもそも京都ではそのようなことを気にしていないのか? 

 でも私は気になってしまっている。。

PM 10:48:45 | Comment(2) | [旅行]

2008年11月01日  女流王位戦2−2
 竜王戦の陰にかくれていましたが、こちらも「ある意味」面白い将棋でした。

 清水さんの終盤は以前と比べると随分、粗くなってしまったのですね。中盤早々▲8三銀成と穴熊の上部を食い破る夢のような展開に持ち込んだのに、ここまでややこしくなるとは以前の彼女の磐石さを知っているウォッチャーには信じがたいことです。

 主催紙のサイトには、「ところが、8九桂(百九手目)が7六金の決め手を逃した逸機。ここから形勢不明の終盤に突入した。一時は逆転ムードとの声も出たが、最後は清水が8一金(百四十五手目)以下、鮮やかな即詰みに仕留め、大熱戦に終止符を打った。」とあります。

 1図の▲8九桂はともかく(多分、ポカなんでしょう。根っこの銀を外してしまえばいいだけですが)、その後の指し手もちょっと意図が分からないものが見られます。

 2図では本譜の▲7六金(後手の歩を進ませ、金を渡してしまう。さらに桂馬の跳躍スペースも渡してしまう。)ではなく、▲5六金とかわすのが普通のはず。▲7六金△同歩▲6九玉△6六桂▲7九香では▲5六銀とでも打って、6七を支えるべきでは?

 私のこれらの疑問が正鵠を射ているかどうかは現時点では確認する術がないのですが、主催紙サイトの総評だと、逆転には至っていないようです。

 でも、3図で5三の香車を動かさず、△5六歩とでも手渡しをしてはどうだったのでしょうか。本譜は5三から香車が移動したため、▲5四桂と止めの桂馬を打つ場所ができてしまい、後手玉が頓死してしまいました。後知恵が常に正しいとすると、玉頭であやをつけつつ戦えば? という気がします。

 終盤のぐだぐだ感に親近感を覚えてしまう、というと失礼な言い方になりますが、女流の将棋は偏差が大きいなぁ、というのが正直なところです。


PM 09:40:21 | Comment(0) | [将棋(四間飛車)]

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プロフィール
名前せんす
URLhttp://sensu1030.hp.infoseek.co.jp/
佐藤康光の棋界制覇、矢内理絵子の女流棋界制覇を切望するオジ将棋ファンです。とはいっても、棋士は皆さん、好きです。

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