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肥留間正明の芸能斜め斬り 天国から地獄へ落ちた小室哲哉のB級人生

 小室哲哉(49)の天国から地獄の人生は、まるでバンジージャンプのようだ。死の一歩手前でかろうじてつながっているクモの糸。その糸は大阪地裁という捜査機関だったかもしれない。もし小室の暴走が続けば、金貸し屋の厳しい取立てで、彼の生命は終わっていたのかもしれない。逮捕されてから事情聴取に素直に応じているように、やっと開放された気持ちなのかもしれない。

 もともと気の強い男ではない。詐欺師の素質を持っていたわけではない。だが人間は追い詰められたときには、自分でも判断がつかない異常行動を起こすことがある。たぶん小室の中には、犯罪意識はなかったのかもしれない。「今は確かにウソをついている。しかし今、何とかなれば、おれの才能を持ってすれば、10億でも20億でも何とかなる。すぐに返せるさ!」こんな気持ちで人を欺いたのだろう。
 小室はTMネットワークというグループを結成していた。だが音楽グループとすれば桑田圭祐のサザンオールスターズのように、名曲を残したわけではない。グループとすればB級だった。だが、事態は一変する。渡辺美里の「マイリボレーション」の大ヒットをきっかけに安室奈美恵、globe、TRFなどがミリオンセラーの大ヒット。ダンスミュージックがバカ受けして小室の名声は一気に駆け上った。しかしスタンダードとして残る名曲はほとんどない。
 交際した女性たちもB級だ。最初の結婚相手は、B級デュオのアイドル。かつて結婚寸前といわれた華原朋美も、もとは売れないB級アイドルだった。彼女をスターに押し上げたのは立派だったが。
 人間は一度頂点を極めると、その生活から抜け出せない。海外で豪邸とスタジオを持つ、自家用飛行機…。取り巻きの人間はブレーキをかけず、おいしい話だけを持ってくる。そして無知と思い上がりで自分を失う。
 考えてみれば規模こそ違うが、小室と同じようなタレントはいくらでもいる。清水健太郎をはじめ、栄華を誇ったタレントたちの中には、アパート一部屋で昔の名声だけを頼りに生きている者が珍しくない。
 ある不動産王は確かに思い上がり、バブル崩壊とともにすべての財産を失った。だが自分の原点の歌で、見事に自分自身を取り戻している。ある俳優兼大物歌手は、何十億もの負債を抱えた。だが見事に歌で返済した。彼らには歌があった。
 こう考えると、罪を償った小室も決して再起できないわけではない。要はこれからの本人の心構え次第なのだ。

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