今朝の新聞で読んだ、気になる記事でっせ〜
#無担保融資130億円回収不能 「芦原病院」どうする
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/kaikaku/oc51119a.htm
27日投開票の出直し大阪市長選で、民間の「芦原病院」(浪速区)の経営問題が、
焦点の一つになっている。市の無担保融資130億円が回収不能に陥り、関淳一・
前市長が「責任は(自分にも)ある。逃げ隠れしない」と市長辞職の理由にも
挙げたのに対して、姫野浄・前共産党市議団長は「関さんの責任を市民に問う」と
強調、辻恵・前民主党衆院議員は「民間の知恵を導入して検討する」と慎重な
言い回しだ。
同病院は1963年に開設。浪速医療生活協同組合(58年設立)が運営
している。過剰な人員配置などで赤字に陥り、市などが同和対策事業の一環として
68年以降、計182億円の運営費や施設整備費を補助。74年からはこれに
加えて無担保融資も続けてきたが、未回収のままとなっている。
同和対策に関する特別措置を定めた地対財特法の期限が2001年度までで
切れたこともあり、市は今年度で融資を終了。同病院との間で検討委員会を設け、
民事再生法の適用も視野に再建策を検討している。
関さんは辞職の際、環境保健局長、助役時代に融資にかかわったとして、
自らの責任に言及。選挙戦では今後の対応について「買い取りに手を挙げている
病院もあると聞いている。民事再生もある。いろんなやり方を考える」としている。
姫野さんは「乱脈同和行政の典型。民事再生では、市が債権放棄することで、
公金が無になり、無条件に公金を投入した市の担当者も免罪することになる。
認められない」と、さらに関さんの責任を追及する。
辻さんは、弁護士としての経験から「民事再生の手続きを取っても破たんする
ケースは多い」「収益を上げる構造にどう転換できるか、民間の知恵を導入して、
もう一回、真剣に考えるべきだ」などと話す。
同病院は「医療ニーズと経営面の意識がかけ離れていた。これまで通りの支援を
市に求めるのは難しく、自立した経営が出来る体制になるよう、市と協議を進める」
としている。
(2005年11月19日 読売新聞)