中国・深センで住民が警察襲撃 2000人、車両放火も【北京8日共同】中国広東省深セン市で7日、違法に客などを乗せた営業車両の取り締まり中に死亡した男性の家族らが、警察の庁舎に押しかけ、敷地内で大暴れする事件があった。一時は、やじ馬も含め2000人以上が周辺に集まり、投石したり、警察車両に火を付ける騒ぎとなった。新華社が8日伝えた。 中国では公務員の汚職やずさんな仕事ぶりに対する住民の不満が根強く、地方を中心に地元当局などに対する抗議やデモが相次いでおり、今回もこうした不満が一気に爆発したといえそうだ。 深セン市公安局によると、同市宝安区で7日午前、地元管理委員会が違法営業車両取り締まりを実施。無免許でオートバイに客を乗せていた男性(31)が検問所を突破しようとしたため、同委員会の1人がトランシーバーを投げ付けたところ、男性は街路灯に衝突、死亡した。 男性の家族らは交通警察による取り締まりだったと思い込み、午後になって30人ほどで警察に抗議。男性の遺体を運び込み、中庭で備品を壊したり、爆竹を鳴らすなど大暴れした。
【共同通信】
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