【シカゴ=毛利靖子、大隅隆】米国のオバマ次期大統領を支える経済顧問チームが7日、始動した。メンバーにはクリントン前大統領の人脈に名を連ねるベテランが多数参加。財政均衡論者やグローバル化の恩恵を受け収益を拡大させた企業経営者、共和党系の人材も起用しバランスを重視した布陣とした。財政赤字拡大や過度な保護主義への懸念を和らげる狙いもあるとみられる。
オバマ氏の当選後初の記者会見には、経済顧問チームのうち電話で会合に参加したとされる米著名投資家、ウォーレン・バフェット氏を除く20人近くのメンバーがそろって同席した。目立ったのはクリントン政権時代に活躍した重鎮たち。元財務長官のローレンス・サマーズ、ロバート・ルービンの両氏、ライシュ元労働長官らだ。
(14:12)