Go!アスリート 浅田真央
14歳浅田「3回転半」決め初優勝
ジュニアの主要国際大会では史上初めてトリプルアクセルを成功させた浅田
Photo By 共同 |
フィギュアスケートのジュニアグランプリ(GP)ファイナル最終日は4日、フィンランドのヘルシンキで各種目の自由演技を行い、女子はショートプログラム(SP)で首位に立っていた浅田真央(14=グランプリ東海ク)がジュニアの主要国際大会では史上初となるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、通算172・83点で初優勝した。同種目は01、03年に安藤美姫、02年も太田由希奈が制しており、日本勢の4連覇となった。
観衆を魅了する完ぺきな演技だった。初優勝した2週間前の全日本ジュニアでも成功させたトリプルアクセル。「降りたときは自分でもびっくりした」と謙そんしたが、6分間のウオーミングアップでも2度決めるなど、安定感は抜群だった。
前日のSPで首位に立った勢いそのままに、トリプルアクセル以外にも次々と高難度のジャンプを決めた。基礎点の合計は出場選手の中でも断トツ。ミスもほとんどなく、2位とは35・08点の大差がついた。山田満知子コーチは「体の柔らかさだとか表現力だとかすべてを持っている子」と絶賛。日本の女子で公式大会でのトリプルアクセル成功は伊藤みどり、中野友加里(早大)と浅田の3人しかいない。「きょうみたいなノーミスの演技ができるように、どんどん練習してより確実にしていきたい」。年齢制限で来年のトリノ五輪にはまだ出られないが、14歳のホープには無限の可能性が詰まっている。
▼男子2位南里康晴 ノーミスできたら1番になれると思って頑張ったけど、フリップの前で根性が切れた。(終盤の2つのミスで前日のSP1位から転落)
[ 2004年12月06日 23:01]
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