志位氏、メディアへの露出急増 派遣問題追及で酷使される労働者を描いた小林多喜二の「蟹工船」が異例の売れ行きを示す中、志位和夫共産党委員長の「メディア露出」が急増している。若い世代を読者に持つ雑誌が労働問題を追及する志位氏に注目、党の支持拡大戦略と一致した格好だ。 月刊誌の12月号では、男性向け総合誌「GQ JAPAN」や経済情報誌「BOSS」、自動車情報誌「ニューモデルマガジンX」が写真入りで掲載。志位氏は「資本主義の枠内での改革」を目指すという党の現実路線を紹介する一方、派遣労働者の窮状や大企業の雇用責任を訴えた。 共産党は10月、インターネットで動画を紹介する「ニコニコ動画」に公式コーナーを開設し、志位氏の国会質問やインタビューを公開している。閲覧者から「C」という愛称も贈られた志位氏は「共産党と一線を画していた人が壁を取り払い、期待していることを強く感じる」と語る。 同党によると、党員数は昨年9月からの1年間で約1万1000人増え、そのうち2割程度が30代前半までの世代という。
【共同通信】
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