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高齢刑法犯 県内は20年で4倍
2008年11月8日(土)掲載
山口県警刑事企画課によると、昨年一年間に県内で検挙された一般刑法犯のうち、高齢者は六百三十二人で、一九八八年の約四倍に上っている。

昨年の一般刑法犯検挙者四千三百十一人のうち、高齢者は14.7%を占めた。高齢者を罪名別に見ると、窃盗犯が五百三人で79.4%に達し、暴行や傷害などの粗暴犯が三十人(4.7%)、殺人などの凶悪犯が五人(0.8%)などとなった。窃盗犯のほとんど(四百四十九件)が万引という。

一九八八年の県内の一般刑法犯摘発者は四千五百四十人。うち高齢者は百五十二人で、全体の3.3%にとどまっていた。

昨年の県内の刑法犯認知件数は一万五千百九十六件(前年比6.9%減)、検挙率は46.2%(同1.4ポイント増)だった。
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