大阪市北区の路上で堺市東区の会社員、鈴木源太郎さん(30)がはねられ、約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、飲食店従業員、吉田圭吾容疑者(22)が乗っていたミニバンの底部前方から中ほどにかけての広い範囲の数カ所に、鈴木さんの着衣の繊維片が付着していたことが8日、府警曽根崎署捜査本部の調べで分かった。
鈴木さんは吉田容疑者の車の前方にぶつかった後、車体底部に激しく体を擦り付けられたとみられる。吉田容疑者も強い振動を感じた可能性が高く、捜査本部は同容疑者が人をはねたという強い自覚を持ちながら逃走を続けたことを裏付ける証拠になるとみている。(16:00)